概要
『グローランサーⅡ』に登場するキャラクター。
異形の原住生物ゲーヴの王。200年前、グローシアンたちに倒されて、肉体を時空制御塔に、魂を当時最強のグローシアンであった二人(ヴェンツェルとアリエータ)に封印された。
しかし肉体から分離した魂の状態でもゲーヴァスの力は強く、ゲーヴァスの魂を封じていたヴェンチェルとアリエータの精神は侵蝕されていき、温厚だったヴェンツェルは凶悪な性格に豹変してしまう。アリエータも自身の中に破壊衝動を覚えて、ヴェンチェルのようになるのを恐れて、コールドスリープという手段で精神の安定化を図る。
しかし、ヴェンツェルが倒されたことによって、ゲーヴァスの魂はアリエータ一人に統合されてしまい、アリエータの肉体を支配するようになったゲーヴァスは自らの肉体に戻るべく暗躍。
ゲーヴァス状態のアリエータは邪悪な表情で眼が金色なのが特徴。
ゲーヴァス自身は、脆弱なアリエータの肉体をひどく嫌っており、魔物を率いて周辺の村を襲い、自分の肉体に戻るための計画を着々と進めていた。
そしてついに封印されていた自分の肉体に自分の魂を戻して復活するが、200年に渡る封印で自分の肉体が弱っていることに気づかず、復活直後、ウェインたちに倒された。
ゲーヴァス曰く「侵略者は人間」であり、彼にとっては人間とフェザリアンは「自分達の世界に余所から攻め込んで来た挙句に、同胞を虐殺した侵略者」以外の何物でもない。ウェインたちに対してもそのことを言っていたが、「力あるものが優れている」「強者が好きにするのは当然」という極めて原始的な考えの持ち主であり、「奪われたものは奪い返せばいい」と豪語していた。
力を信奉する原始的な価値観である一方で、ウェインとアリエータが相思相愛である事に気付いて、アリエータの意識を一瞬だけ覚醒させたり、アリエータの魂を盾にとって復活直後の不安定なタイミングでの攻撃に備えたりする等、知性自体は相当に高く、人間の感情や「男が好みの女性を護衛する」という本能も理解して巧みに利用している。
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カーマイン・フォルマイヤー:オマージュ元。彼もまたゲヴェルによって操られ、人格を乗っ取られることがあった。ゲヴェルを殺したことで波動の供給が断たれ、命の危機に陥るが……。