カーマイン・フォルスマイヤー
かーまいんふぉるすまいやー
CV:千葉進歩(リメイク版ドラマCD、Ⅱ)
カーマイン・フォルスマイヤーとは、『グローランサー』の主人公。無口のため一切喋らず、行動は選択肢によって分かれる。
17歳の少年。
赤子の頃、捨てられていたところを宮廷魔術師のサンドラに拾われ、育てられて今日に至っている。
物語開始時点で自分がサンドラの息子ではないことは知っている。
金と銀のオッドアイを持つミステリアスの雰囲気を持つ少年で、この世にとって光とも闇とも成り得ると占われた過去を持つ。
性能は剣や槍を使った近距離戦闘をメインに、魔法による遠距離攻撃や支援などもこなせる万能型。
最強魔法は覚えないためルイセには劣るが接近戦の性能はピカ一。足も速いため敵の進路をふさぐのに適している。
ゲヴェルによって生み出されたクローン人間(フレッシュゴーレム)。序盤でカーマインが喋るシーンがあるが、これは彼を通してゲヴェルが話している。
ゲヴェルはフレッシュゴーレムたちを各国に送り込みスパイとして利用していた。普段はそのことに気づかずただの人間として過ごしているが、ゲヴェルによって操られると人格が豹変する。
カーマインやリシャールもその一人である。
カーマインのオリジナルは、ベルガー傭兵団団長のベルガー。物語開始時に夢の中に出て来る青年がベルガーである。
ベルガーはゲヴェルを撃退出来るほどの実力を持っており、そこに目を付けたゲヴェルによってカーマインたちが生み出された。仮面騎士も素顔はカーマインと同じである。
フレッシュゴーレムたちはゲヴェルの波動を受け続けていないと生命維持が出来ず溶解してしまう運命にある。物語終盤でゲヴェルを倒したことで仮面騎士たちは死亡したが、主人公とリシャールはまだ生き続けていた。特に主人公は、ゲヴェルの波動を遮るグローシアンのルイセが側にいたため、ゲヴェルの波動を受けずとも少しの間なら普段通りに活動できていた(波動を遮られていたら死にそうなものだがその様子はない。ゲヴェルが生きていた影響だろうか?)
終盤では衰弱が進んだ上に真の黒幕であるヴェンツェルの攻撃によって一時戦闘不能になってしまう。しかしオリジナルであるベルガーが自身の持つゲヴェルの波動を移植したことでカーマインは復活。本来の力を引き出しヴェンツェルを撃退した。
ラストバトルではヴェンツェルを倒して世界を救い、英雄としてローランディアに迎えられた。その際にフェザリアンの女王ステラからパワーストーンを使われ、人間の肉体にしてもらったことで普通の人間として生きられるようになった。
ベルガーの正体は、グローシアン王朝時代にヴェンツェルと対立していたレジスタンスのリーダー。ヴェンツェルに囚われゲヴェルと融合させる実験が行われたため、彼もまたゲヴェルの波動を宿していた。
ヴェンツェルもゲヴェルとの融合を図るが暴走してしまい、グローシアンたちを皆殺しにしてしまう。その際にパワーストーンを手に脱走したベルガーは、パワーストーンの力によって未来へと転移。
ベルガー傭兵団を結成してウォレスたちの上司になり、シエラと結婚してゼノスをもうけた。その後、シエラと死別した後にカレンの母親と再婚した。
その後は水晶鉱山の警備任務に就いていたが、正義のグローシアン(グローランサー)たちに封印されていたゲヴェルが掘り起こされ復活。傭兵団は殆どが殺され、辛くもゲヴェルを撃退するベルガーだが大怪我をして記憶喪失となる。以後はラシェルの保養所でボケ老人のような生活を送っていた。
ベルガーは行方不明という扱いになり、カレンの母親は無理がたたって命を落としてしまう。ゼノスは親父を見つけたら殴ってやらないと気が済まないと考えていたが、真実を知った後はそんな気になれなくなったという。
ちなみにヒロインの1人カレンはファザコンであり、主人公に義父ベルガーの影を見ていたという。カレンとのエンディングでは、そのことに触れながらも主人公自身を愛していると告白される。
グローランサーⅡではローランディアの特使として登場。中盤に差し掛かる頃にパーティーイン。心配するジュリアンに向けて「俺を誰だと思っているんだ?」と自信たっぷりな台詞を言い放っている。外見から来るイメージに合っている台詞だがユーザー人気が高かっただけにたびたびネタにされる。
性能は攻撃よりバランス型。近接戦闘をメインに魔法もそつなくこなすので前作と同じ使用感で戦える。ただし耐久面がやや弱い。
グローランサーⅢでは前作のデータを所持していると最終盤に召喚して仲間にできる。2のパーティーキャラクターは全員仲間にできるので、1~3の主人公でPTを組むこともできる。