ギエン「ぞくぞくするぞ~やれ!地上を破壊し尽くし、人間どもを這いつくばらせるのだ!そしてそこに私が神の如き降臨する!」
概要
CF19にてギエンが開発した自立駆動対人殺傷用ロボット。ゼニットに重装甲を纏わせてよりごつくした様な外見が特徴。
前回のCF18にてテロリスト・サンドーラを利用して強奪したエネルギー「λ2000」から作られた鉱石「ζ3」を動力源としており、強大なパワーを持つほか、全身にミサイルやビーム砲、カッターが装備されており、頑丈な走行で身を守る。
ギエンに圧縮冷凍を施された上に巨大化抑制シールを貼られており、これを剥がしたことによって巨大化。町中で暴れまわり、防衛のために出撃した装甲戦闘車両ライメイをも破壊。さらに前回のサンドーラ戦でタイムジェットが損傷し、出撃できないタイムレンジャーを苦戦させた。
しかし30世紀から送り込まれたタイムシャドウに翻弄され、ブルームーンスラッシュを受け破壊された。一方のギエンも、その戦闘で高みの見物を決め込んでいたビルから落下した際、その場に居合わせたタイムレンジャーと遭遇。自身の破壊活動について「たまには面白いだろう。私の趣味でなぁ」と悦に入って語り、自身が危険な相手であることを5人に強く印象付ける。
ノヴァこそ破壊されたものの、街の大規模破壊と言う当初の目的を達成できたことでギエンはさも満足げに退散するのだが、彼の暴走はこれだけでは終わらなかった。
「やはり、破壊こそ極上の酒。この興奮、このまま醒めるには惜しい。もう少し、味合わせてもらおう。フフフフフッ……」
狂気の笑いを挙げながら、ギエンはロンダー刑務所で圧縮冷凍された罪人達の中でも最凶最悪とされるヘルズゲート囚人を収容したヘルズゲートの扉を開け放つ。
同時にここから、ギエンの狂気は三十世紀に繋がる歴史を揺るがす程の暴走へと向かうこととなる………。