ギエン「ぞくぞくするぞ~!やれ!地上を破壊し尽くし、人間どもを這いつくばらせるのだ!そして、そこに私が神の如く降臨する!!」
概要
Case File19にてギエンが開発した自立駆動対人殺傷用ロボット。ゼニットに重装甲をまとわせてよりごつくしたような外見が特徴で、左腕は大口径のキャノン砲になっている。
テロリスト・サンドーラを使って強奪した20世紀では研究段階だった新エネルギー物質「λ2000」を30世紀の技術で精錬した鉱石「ζ3」を動力源としており、強大なパワーを持つほか、全身に武器としてミサイルやビーム砲、カッターを装備し、さらに頑丈な装甲で身を守っている。
あらかじめギエンに圧縮冷凍を施された上で巨大化抑制シールを貼られており、これを剥がしたことによって誘発させたリバウンド現象で巨大化。町中で暴れまわり、防衛のために出撃した装甲戦闘車両ライメイをも破壊。さらに前回のサンドーラ戦でタイムジェットが損傷し、出撃できないタイムレンジャーを苦戦させた。
しかし30世紀から送り込まれたタイムシャドウに翻弄され、最後はブルームーンスラッシュを受けて破壊された。一方のギエンも、その戦闘で高みの見物を決め込んでいたビルから落下した際、その場に居合わせたタイムレンジャーと遭遇。自身の破壊活動について「たまには面白いだろう。私の趣味でなぁ」と悦に入って語り、自身が危険な相手であることを5人に強く印象づけた。
ノヴァこそ破壊されたものの、街の大規模破壊と言う当初の目的を達成できたことでギエンはさも満足げに退散するのだが、彼の暴走はこれだけでは終わらなかった。
「やはり、破壊こそ極上の酒。この興奮、このまま醒めるには惜しい。もう少し、味合わせてもらおう。フフフフフッ……」
狂気の笑いを挙げながら、ギエンはロンダー刑務所で圧縮冷凍された罪人達の中でも最凶最悪とされるヘルズゲート囚人を収容したヘルズゲートの扉を開け放つ。
同時にここから、ギエンの狂気は30世紀に繋がる歴史を揺るがす程の暴走へと向かうこととなる………。