サザエさんことフグ田サザエの中の人として国民的に有名な人物である。
また、「なんということでしょう」という名文句でおなじみの
『大改造!!劇的ビフォーアフター』のナレーターとしても知られている。
1939年11月15日生まれ、東京都出身。劇団河⇒俳協⇒シグマ・セブン所属⇒フリーランス。
2019年10月にサザエさんが放送50周年を迎えたことで50年以上同じアニメの主人公を演じてきた唯一無二の声優となった。
現在もサザエを演じており、「同一のアニメ作品のキャラクターを最も長く演じてきた声優」でギネス認定された。
サザエさんに関するエピソード
元々は女優であり、テレビドラマや舞台に出演する傍らで声優をしていた。
そんななか、軽い気持ちで受けた『サザエさん』のオーディションに制作側の満場一致で合格。
「絶対にあなたの代表作になる。サザエさんだけで十分やっていけるほどの待遇を考えるから、
他の仕事は出来るだけセーブして欲しい」と熱く説得され、女優業を減らしていった。
そして1969年の放送開始から現在に至るまでタラちゃんの貴家堂子と同じく一貫としてレギュラーキャストとして声の出演をしている。
2009年から特番で放送されている実写版『サザエさん』に女優として顔出し出演している。
第1弾では波平の勤務先の女性社員役、第2弾では湯水夫人役、第3弾ではたばこ屋のおばさん役。
波平役担当していた永井一郎氏の突然の訃報から間もない日に行われたアフレコ当日にて、その死が受け入れられず収録中もずっと嗚咽してばかりだったカツオ役の冨永みーなを『泣くな! 釣られるじゃないか!!』と厳しい言葉で励ましたことを永井氏の葬儀の日にマスコミからのインタビューで明かした。
劇的ビフォーアフターに関するエピソード
2003年の新語・流行語大賞のトップテンに「ビフォーアフター」が選ばれ
加藤みどりがこの言葉を代表する人物として授賞式に出席した。
その他のエピソード
『ゲゲゲの鬼太郎』のEDテーマとして有名な「カランコロンの歌」を
第1シリーズ、第2シリーズで歌唱しているのは加藤みどりである。
また、加藤は『夕やけ番長』のOPテーマ「夕やけ番長」も歌っている。
『ハクション大魔王』と『サザエさん』は放送開始が同じ1969年かつ同じフジテレビの日曜夕方6時台アニメだった為、日曜夕方に「カンちゃん」と「サザエさん」としてよく聞く声だった事にもなる。
さらに後年は他局同士だが、上述の劇的ビフォーアフターも日曜日と不思議と日曜日の番組に縁がある人となった。
競馬が大好きで、ラジオの競馬実況中継にしばしばゲストとして出演している。
その際には自身の競馬知識を交えたゆかいなトークを聞くことができる。