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ボンバルディアの編集履歴

2020/01/03 08:20:43 版

編集者:no6173

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ボンバルディア

ぼんばるでぃあ

ボンバルディア(Bombardier Inc.)はカナダのケベック州モントリオールを本部とする重工業を主たる業務とするコングロマリット企業。

概要

1936年にジョゼフ=アルマンド・ボンバルディア(ジョゼフ=アルマン・ボンバルディエ、Joseph-Armand Bombardier 1907-1964)がスノーモービルを製造・販売を始めたのが最初。

後にスノーモービルの技術を生かし多目的車両を開発・販売する。

彼の死後、1967年に会社は Bombardier Limited に改名。

1970年に、オーストリアのスノーモービルエンジン・路面電車メーカーであるローナー・ロータックスを買収し鉄道車両製造業に進出。

1986年に航空機会社・カナディアを買収、航空機産業に進出。

どちらも買収で事業拡大していく。

スノーモービルや多目的車両製造部門

創業当時からの事業。

2003年8月にスノーモービルや多目的車両製造部門を、投資会社とボンバルディア創業家が出資する会社に売却し独立、事業が引き継がれる。

航空宇宙部門

1986年に航空機会社・カナディア(1944年創立)が国有企業時にカナダ史上最大の損失を計上したことにより1986年に買収、『ボンバルディア・エアロスペース』を設立。

1989年にはショート・ブラザーズ、1990年にリアジェット、1992年にはボーイングからデ・ハビランド・カナダを買収している。

2017年10月にボンバルディアはエアバスとCシリーズに関して提携。

2019年6月には三菱重工により開発中のMRJと競合するボンバルディアCRJシリーズの小型旅客機事業買収交渉が公表、同月に590億円で同事業を買収することが発表された。

主な航空機

カナディアが開発中だった「カナディア・リージョナル・ジェット」は、CRJシリーズとして1991年に初飛行。

1983年に初飛行したターボプロップ機「デ・ハビランド・カナダ DHC-8」を原型に、改良型「Dash 8」、1996年から「Q (Quiet) シリーズ」と改名している。

2008年7月、110~135人乗りの双発小型ジェット機Cシリーズの量産化事業を発表。

2016年6月に運用開始。

2018年7月、エアバスがボンバルディアと提携し「エアバスA220」として加えられる。

鉄道部門

ローナー・ロータックスを買収後、1974年に『ボンバルディア・トランスポーテーション』設立。

1975年にはモントリオール・ロコモティブ・ワークスを買収。

1988年にベルギーのBN Constructions Ferroviaires et Métalliquesを買収したことにはじまり、1989年にフランスのANF-Industries、1990年にイギリスのProcor Engineering、1995年にドイツのタルボット、1997年にドイツ(旧東ドイツ)の Deutsche Waggonbau AG (DWA) 、2001年にはドイツのダイムラー・クライスラー系鉄道車両メーカーアドトランツ(ADtranz)を買収。世界第2位の鉄道車両メーカーになった。

日本では新潟トランシスが日本向け車両をライセンス生産。元々は「新潟鐵工所」が「アドトランツ」と提携、ライセンス生産していたが、上記の通りアドトランツは買収され、翌年新潟が経営破綻し、新潟トランシスが引き継いだが契約もそのまま引き継いでいる。

主な鉄道車両

機関車

ADtranz-SLM Lok 2000 シリーズ

TRAXX シリーズ

LRC 機関車

HHP-8

ALP-46

地下鉄・在来線車両

北米・ヨーロッパで多数使用。

高速鉄道

TGV の一部

ICE の一部

アセラ・エクスプレス の大半

中国:CRH1形電車

LRV

  • ブレーメン型

※海外で多数使用。日本向けは新潟鐵工所及び新潟トランシスが製造。

熊本市交通局9700形電車・0800形電車

岡山電気軌道9200形電車

万葉線MLRV1000形電車

富山ライトレールTLR0600形電車

富山地方鉄道9000形電車

福井鉄道F1000形電車

  • フレキシティ (Flexity)シリーズ

関連タグ

カナダ 重工業

エンブラエル:小型旅客機のライバル。

シーメンスアルストム:ボンバルディアと共に鉄道車両の『ビッグスリー』。

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