概要
瞬間的に加えられて変化をもたらす強い力といった意味合いで用いられている表現。
英語の「Shock」(ショック)もだいたい同じ意味で広く用いられている。
物理においては特に厳密な定義は無いが、例としては、ハンマーで釘を打つ場合や、バットでボールを打つ場合がある。
物を動かす際に、弱い力で長い時間押す方法と、強い力で短い時間押す方法があるが、衝撃というのは言わば後者を極端にしたものであるため、「力を時間に関して圧縮したもの」という言い方もできる。
衝撃の際の力は特に「衝撃力」と呼ばれる。
柔らかいもの同士がぶつかり合った時よりも、より硬いもの同士がぶつかり合った時の方が、変化がより一瞬で行われるようになるため、衝撃力は強くなる。
理想的な衝撃は、力で換算すると無限大となってしまい、このままでは扱う事ができない。
力に時間を掛けたものである「力積」で考えれば有限の値となり、扱う事ができる。
創作においては、主に衝撃波的な意味合いで用いられる。
衝撃波は、波動が時間的に圧縮されたものである。
心理的・感覚的な衝撃はよく電撃を用いて表現される。