概要
漫画「血界戦線」に登場する吸血鬼たちの総称。Blood Breedから略して「BB」とも呼ばれる。
その正体は、人知を超えた何者かがDNAに呪術的改造を加えたことで生み出された改造人間。
特徴
外見は基本的に通常の人間と全く変わらないが、鏡や光学機器には映らないのが特徴。なので牙狩りたちは手鏡などで光を反射させるもので対象を映すことによりBBか否かを判別する。またこれ以外にも判別法があり、神々の義眼保有者には対象が羽のような緋色の光を纏っているように見える。元が人間であるため知性も非常に高く、無慈悲に他者を虐殺する個体もいれば、逆に人として生活し人間の子供を育てる個体もいる。
個々の戦闘力も非常に高く、BBになりたての個体でもHLの機動警察を容易く虐殺できるほど凶悪。伝承に語られるように十字架を心臓に刺す、にんにくや日光が苦手とされているが、再生能力が非常に高く、ただ単に灰にしただけでは一瞬にして復活、HLの異界技術が融合した最新鋭兵器でも傷一つ与えることが出来ず、多次元宇宙に干渉できる神性存在の力でも無意味。しかも後述の対抗策で塵も残さず焼き尽くしたとしても長い時間を掛ければ再生可能と、最早出鱈目なレベルに達している。
また仲間を増やすことも可能で、死体を屍喰いに変える他、人間を吸血鬼に変える「転化」を行うことで仲間を増やす。
しかし「名を呼ぶことの出来る存在」になることを忌避しており、その諱名(概要に記載したとても長い名前)を知ることが出来れば彼らの存在の本質を捉えて弱体化させることが出来る。
真胎蛋(ツェンタイダン)
BBの最終自閉防御形態。彼らが過度なダメージを受けた場合に変化する繭のような形態で回復するまで近づいて来たものを無差別に攻撃してくる。その速さは牙狩りの中でもスピード自慢のザップでも(フライドチキンの食べ過ぎで太っていたのもあるが)見切れるか分からないほど。
創製されし13長老(エルダーズサーティーン)
最初期に現れた、ずば抜けて完成度の高いとされる13体のBB。その能力はライブラの面々を上回るほど絶大であり、嘗て彼らに挑んだ戦艦が乗っ取られた挙句、乗組員が全滅し十字架状のオブジェに作り替えられるという凄惨な結果になってしまったほど。
彼らと同格のBBは「長老級(エルダークラス)」と格付けされるが、実はHLと外界を分断する「永遠の虚」には千体以上の長老級が潜んでいる模様。
対抗策
彼らと戦闘になった場合、マトモにダメージを与えることが出来るのはクラウス達「牙狩り」と呼ばれる者たちが修めた対吸血鬼武術(ブレングリード流血闘術、エスメラルダ式血闘道、斗流血法、等々)のみ。これ等を体得することで初めて彼らと対等に戦う土台に立つことが可能で、裸獣汁外衛賤厳ほどの手練れならば塵さえ残さず焼き払うこともできる。
しかし上記の通り、これらを以てしても完全な滅殺は現在でも不可能。現状彼らを再生させずに活動を停止させることが出来るのは、ブレングリード流血闘術999式「久遠棺封縛獄」のみである。