注意事項
この項目はアニメ版『血界戦線』のネタバレを含んでいます。苦手な方はブラウザバックを推奨します。
人物像
CV:釘宮理恵
人類の領域をはるかに超えた魔術や能力を持つ存在「13王」の一人にして、同じくアニメオリジナルキャラクターであるブラックに巣食う別人格である。
第8話の紹介では殆どの項目がブランク(BLANK)と出ており、絶望王の後に付く名前に関しても不明である。
性格は傲慢であり、自分以外の存在を見下している。ヘルサレムズ・ロットにおける騒動を人間と異界出身者の「バカ騒ぎ」と蔑んでいる。
立場は同じ13王が相手でも不遜な態度は変わらず、寧ろ暇人な彼らから美味しい所を横取りしていく姿勢なので、それなりに付き合いのあるフェムトやアリギュラ以外の13王からはブーイングを受けている。
ブラックとの違いは、赤眼、前髪を逆立てている事、青いコートを着用している事である。ブラックの姿で行動する事もあり、こちらは口笛を吹いているかで判別できる。
しかし、第9話では両者が混合した姿で登場している為、両者の境界線(特にブラック)はかなり危険な状態にまで進行している。
元々ブラックとは別々の存在だったが、彼が妹を守る為に自らの身体を差し出した事で今に至る。
一つの身体に二つの意識が存在する点ではドグ・ハマーと似ているが、良好な関係を築いている彼らと違ってこちらは険悪である。
肉体の所有権は絶望王の方にあるらしく、強制的に乗っ取ることも出来る。
自らの計画の為にレオ(引いては彼の持つ神々の義眼)に執着しており、ブラックの肉体を使って地下鉄で接触を図ったりしている。
また、自分の玩具を自慢するかの如く他の13王にもレオの存在を教えている。
ホワイトが初対面でレオの名前を知っていた事から、絶望王によってレオとホワイトの出会いは仕組まれていたものと思われる。第9話では兄を返す条件として(兄の為と割り切る事が出来ない程に仲良くなった状態の)レオから目を奪えと命令する等、その名が示す通りの悪辣さを見せている。
その一方追われてる女性を助けるという紳士的な面もある。まあ、ただの気まぐれだと思うのだが…
しかし、その女性を追いかけていた二人組を(意図は不明だが)自らの名前が当てられなかったからという理由で殺すなど謎めいた行動も多い。
フェムトによると古代ローマの時代から人間を見続けてきた「ウォッチマン」と呼ばれる存在。
「フォーレン」「悪魔」「ブルー」など数多くの名前を持つ。
能力
ブラックのPSIをベースに、電撃や炎弾等様々な能力を使う。13王の一人だけあり戦闘力は非常に高く、HLの破壊の為に能力を酷使して(アンジェリカ曰く、器のブラックが死にかねない程)相当消耗した状態でもクラウスが反応しきれない程の高速移動を見せ、攻撃能力の面でも軽く触れただけでクラウスを大きく吹き飛ばす程。また他にも義眼で位置さえわかればが結界を単独で全て破壊する等の芸当を見せている。
以下、作中で見せた能力一覧。
- 念動力
ブラックのPSIで作中では彼がメインで使用している能力。応用力と出力が極めて高く、作中では人体を停止させ強制的に動かす事はもちろん、無数の高層ビルを一度に軽々と浮遊させ、HLの街そのものをパネル式に組み替えて街の構造を組み替えるという離れ業を見せている。
- 人体爆破
一睨みで対象を木っ端微塵に爆散させる。念動力の応用の可能性が高い。
- 空間移動能力
作中では電車の中から一瞬で消えており、後にアンジェリカが空間移動能力を見せたため、彼も同様の方法で消えたと思われる。
- 発火能力
物理破壊能力を持つ青白い炎を生み出す。絶望王が本体と思われる姿で登場した際にも使用している為、彼自身の能力と思われる。
- 電撃
物理破壊能力を持つ電撃を飛ばす。炎同様に色は青白く絶望王自身の能力の可能性が高い。
- 任意の場所に遠隔攻撃をする能力
魔方陣を描き、任意の場所に物理破壊攻撃を行う。作中ではこれで結界を破壊している。念動力や空間移動能力の応用の可能性があるが不明。
- 空間凍結能力(?)
ブラックと契約をする際に絶望王が本体と思われる姿で登場した際に使用。リガ=エル=メヌヒュトのように空間を凍結しているかのような描写がされているが、詳細は不明