概要
主人公クラウス率いる秘密結社ライブラの協力者。両手首の縫い目状の傷痕から血液を放出し、強化外骨格として纏うことで怪力無双の巨人へと変身する異能・『血殖装甲(エグゾクリムゾン)』の使い手。別名「血槌(ブラッドハンマー)のハマー」。容姿端麗なナイスガイである。
ハマー曰く、デルドロとは一心同体。理由は後述。
ドグ・ハマー
パンドラム超異常犯罪者保護拘束施設(アサイラム)の模範囚だが、彼自身には犯罪歴も罪状もない。彼の体の血液に寄生しているデルドロ・ブローディが凶悪犯なので、彼を体に入れているドグも刑務所に入っていると言うわけである。
どうしてこうなったかというと、デルドロの元恋人である『偏執王』アリギュラのせい。彼女は恋人だったデルドロの性格は好いていたのだが容姿を気に入っておらず、モデルさながらのイケメンであるドグの血液を生きたまま叩いて砕いて血液状に錬成したデルドロと全交換し”理想の彼氏”にするという凄まじい凶行に及んでしまったのである。
結果ドグとデルドロは肉体を共有する共生体になってしまい、ドグはデルドロの犯罪歴のおかげで何の罪もないのに刑務所暮らしを余儀なくされてしまった。
保釈されたのにデルドロの刑期がまだ沢山残っているからと進んで刑務所に戻ったり、自身をこんな目に遭わせたアリギュラのことはデルドロが怒るまで忘れていたり、こんな散々な人生を強いられているのにドグ本人は非常に明るく天真爛漫な人柄の持ち主。
…というより、『身近な人達が嬉しいならそれが嬉しいし、嫌がってるなら何とかしてあげたい』という理由でアリギュラの凶行を当初は許容し、後にデルドロの意を汲んで己の死の危険も顧みず一緒に脱走、アリス獄長がピンチなら右腕がグチャグチャに潰れても拘束から脱して駆けつけるなど、無我の境地という形容さえ生ぬるいほど自愛的な頓着が抜け落ちている。そういう意味では、デルドロと言う『悪性』が添加された事でかえって『人間』としてのつり合いが取れて見える、ジミニー・クリケットとピノキオの逆バージョンとでもいうべき関係性が成立している。
その強大な力から警戒されているものの、ドグ本人はいたって善人であるため模範囚としてある程度優遇されている。
画才があるらしい。
デルドロ・ブローディ
※プロフィールデータは人間時代のもの
ドグの血液として体内に同居している凶悪犯。監獄長曰く、『強盗、傷害、殺人、誘拐、婦女暴行、麻薬不正使用、エトセトラエトセトラ』で、ざっと見積もっても懲役1000年は下らない犯罪者であり、偏執王アリギュラの元カレである(アニメ版でアリギュラは若々しい姿になったので、視聴者からはロリコンのレッテルを貼られた)。性格は押して察するべしだが、ドグとの共同生活で多少丸くなってはいるらしい。
ドグのことは憎からず思っており、一緒に芸術鑑賞をするなど良好なパートナーである。
戦闘時にはドグの手首の縫い目から噴出し、血殖装甲形態となる。アリギュラ曰く『顔がイマイチ』。凶悪な人相であるが異界存在ではなく元人間。口元には刺青をいれている。
趣味は絵画鑑賞。セザンヌなどのキュビズムを好む。
血殖装甲(エグゾクリムゾン)形態
戦闘時には血液であるデルドロ・ブローディを身にまとう血殖装甲(エグゾクリムゾン)形態に変貌し、凄まじいパワーに身を任せた肉弾戦を展開する。イメージ的にはあれとこれとそれに近い。
ただし、他のライブラメンバーの血闘術と比べると血界の眷属への有効打を持ち合わせておらず、血界の眷属が絡んだ作戦では屍喰い(グール)などの雑魚の掃討やレオなどの非戦闘員を抱えての離脱が役割になっている。
関連イラスト
関連タグ
一心同体キャラクター繋がり。
クロナ:こっちも血液の方にガラの悪い相棒が宿っている。