おっと、靴底が汚れたかな
何時までたっても利口にならないわ。私たちのボスは
概要
黒髪黒目で名前から察するにアジア系風貌を持つ美女。そしてかなりの巨乳。
外見は人間だがその正体は「不可視の人狼」と呼ばれる人外の一種。
秘密結社ライブラの構成員であると同時に、諜報活動を専門とする組織「人狼局特殊諜報部」のメンバーでもある。
同僚のザップとは犬猿の仲で、ことあるごとに雌犬よばわりされているものの特に意に介していない。基本登場する時はザップの上に乗る。弱ってる時は攻撃を加える。基本困っていても助けないとはいえザップの身を気遣うこともあり、いわゆる「喧嘩するほど仲が良い」関係なのかもしれない。
他人に対してはそっけなく突き放したような態度をとっているが、仲間が窮地に陥った時には率先してフォローに動いたり、危険な現場にも進んで付き合うなど、根っから冷たい訳ではない。
スティーブンに好意を寄せているものの人狼局の同僚達以外に、全く気づかれていない。ゴーストワゴンの回では、下記の人狼の能力同様な「世界を書き換える」レベルの幻覚の使い手にポカをやらかして電話越しに泣いていたのだがその理由は作者曰く「スティーブンの前で仕事失敗するのが死ぬほど嫌だから。」らしい。かわいい。
大変な大酒呑み(ただし悪酔いはする)で、酒瓶が散乱している自宅は汚部屋と化しているなど、私生活はかなり自堕落。もっとも、呑兵衛なのは職場の同僚も同じであり、非道いときには女子会に使った居酒屋のワイン倉を空にして店を営業停止にしたこともある。居酒屋のマスターは泣いていい。
不可視の人狼
チェインをはじめとした人狼の通称。
不可視の名の通り姿を自在に消す能力を持つがその効果は視覚的なものにとどまらず、体臭・体重・体温・触感など果ては因果律さえも自身の存在に関するあらゆる情報を希釈する、いわば自分の存在を書き換えてしまうとてつもない出鱈目な異能である。
この異能によってチェインはあらゆる物理的障害、魔術的障害であろうが無効化しどんな場所にでも自在に潜入することが可能になるが、自己の存在を希釈しすぎてしまうと「この世界に存在しなかったことになる」という危険性を孕む。
その為、人狼は各人がそれぞれ「この世界に絶対に戻らなければいけない理由」を記した「鍵」と呼ばれる情報を残している。
ちなみに彼女の場合は「スティーブンに汚部屋を見られる」こと。要するに想い人が自宅に来るという一大イベントであり、酷い有様の部屋を絶対に見られたくないという理由を世界と結び付ける楔とした。
この能力の使用には「自分自身の存在を見失わない」為に驚異的な集中力が必要であるらしく、能力行使後に自室でベッドに倒れこむ描写がされている。また、本人曰く、行使できる能力の範囲は体調によって左右されるらしい(姿を見えなくすることはできるが壁は通り抜けられないetc)。
総じて言えば極めて応用の幅が広い便利な能力である反面、それ相応にリスキーな異能である。また、あらゆる攻撃をすり抜け無効化出来る無敵の防御力を誇るものの、裏返せば物理的な攻撃力は皆無に等しい。チェインはこの点を「透過能力で手を体内に滑り込ませ相手の内臓を直接握りつぶす」というエグイ暗殺技に応用しているが、それでも血界の眷属(ブラッドブリード)のような規格外の化物には通用しないため、立ち回りに工夫を要することになる。
余談
キャラクターのモデルは、ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』に出演していた女優の真木よう子。作者の内藤泰弘によると「真木よう子であれば、(作業中の)モチベーションが下がらない」との事である。
読み切り版ではクラウスの同僚としてギルベルトと共に登場している。
関連イラスト
関連タグ
クラウス・V・ラインヘルツ レオナルド・ウォッチ ザップ・レンフロ スティーブン・A・スターフェイズ K・K(血界戦線)