概要!!
日本一の熱血漫画家島本和彦の作品「燃えよペン」「吼えろペン(新吼えろペン)」「アオイホノオ」に登場する主人公。
赤いジャージとラグビーのヘッドキャップがトレードマークの青年(「新吼えろ~」では恐らく年齢が上がっており、ぎりぎり青年)。
漫画家を生業とする熱き男であり、理不尽な現実も爆発的な気合いと根性で乗り切る不屈の精神の持ち主。・・・・なのだが非常に俗っぽいところがあり、泣き言も結構言う。
読む者のファイティングスピリッツに火を付けるキャラクターである。
NHKで放送されていた、評論番組「BSマンガ夜話」で「燃えよ~」が取り上げられた際、視聴者からの「読後、行き場のないやる気が来る」というFAXの文が読み上げられ、司会者、レギュラーのみなさんは納得し腹筋を壊した。
「燃えよペン」(アイドルにかまける28歳)とその数年後を扱っている「吼えろペン」では年齢と人物像が微妙に異なる。
また「アオイホノオ」は芸大生(大阪府の大作家芸大である‼)時代を描いているため容姿と言動が大きく異なり、苗字が「炎尾」はペンネームであるとして焔(ほのお)に変わっている。なお「アオイホノオ」テレビドラマ版では「吼えろペン」等への橋渡しを一応やっている。
また、炎尾は「富士鷹ジュビロ」や「わだち充」、うかつけんじなど架空の漫画家と付き合っているが、「アオイ~」では実在する人間が焔を啓蒙したりどん底へ突き落したり、する。
作者のアバター!
一応、炎尾と自身との距離が取れているものの(両者が会話する話もあった)、「燃えろ~」初期の版では島本自らヘッドキャップを被り炎尾を演じる「実写版(写真で漫画を作る 他ではカットされている)」が収録されていた。
これが炎尾名言録だぁ!
- 「あえて・・・・寝る!!」
限界まで追い込まれた漫画家には、ノルマは一旦無視して回復するという選択肢も必要になる。
ということ。
ただし、実際に締め切り間近で寝ると作業効率は落ちてしまう。そこが難しい。
(TV番組「週刊少年「」」での島本氏の発言より要約)
- 「駄作で金をもらってこそ本当のプロ!!」
「納得できない作品を世に出したくない」「だから今は新作を作らない」というミュージシャンに対して。
プロならば自分の意志を押し殺して駄作を出さなければいけないこともある(でないとプロとして生活していくことなんてできない)という覚悟の姿勢を説いている。
もちろん最後にはこう付け加えている。「駄作を世に出すことに慣れてしまったら、おしまいだぞ」
- 「不可能を___なんとかする!のが漫画家!!」
不可能を可能にする、なんて軽々しく言ってはいけないのだ。人間のやれることには限度があるが、限界ギリギリまで頑張ることならば出来る!ただし無理はするな!ちゃんと寝てから頑張れ!
- 「やればわかる!!やらなければ一生分からん!!」
マスター・ヨーダだって同じようなこと言っているだろう!?失敗を恐れて自縄自縛になるのが一番ダメなのだ!四の五の考えずやりたいことをやれ!
- 「夢があったらあきらめろ!!」
夢があるのはいいことだが、それが叶うかどうかは別問題。描いた夢がたくさんあるときは、いくらか諦める方が現実的だ!運が良ければ叶うときもある。人生は未知数、何が起きるか分からない物なのだ!