概要
歌に「♪あれ見やしゃんせ 金の鯱鉾キーラキラ やっとこ名古屋に着いたれど お国なまりで なもなも言やるが聞き取れず」と真っ先に出てくる様に、金鯱は昔の名古屋の誇りであるが、名古屋美人は南は檀の浦から北は蝦夷松前の端まで輸出された名物であり、東京の美人の実に五分の三が名古屋出身者だといい、近代以降は美人を名古屋の誇りとしていて、自他共にこれを認めている。
名古屋の女性が美しいのは、古代から日本の三人種が名古屋で複雑に混血した結果であり、古代の日本列島では人種の大移動があったが、列島の中心部にある名古屋では蝦夷民族、土蜘蛛、高天原民族の三人種が長い間いて、これらが年月をかけて混血し、よいとこ取りをしたのが名古屋美人である。
名古屋の女性がことごとく美しい訳ではないが、全般を通じて容貌姿整自然の美を備え、どことなく優雅であり、一度名古屋に足を踏み入れる者は、美人の多いことに何人も驚嘆するという。
昔から名古屋の女性は甘い梨瓜の様だ、または名産きしめんと様だと言い、どちらも舌触りよく、美味で、甘たるい感があるとうまく評している。しかしこれは表面に過ぎず、名古屋の女性の内面については、酷評もあり、激賞もあり、要するに評する人によって嗜好が異なる。
特徴
名古屋美人には共通して以下の様な特徴がある。
- 膨れながらも引き締まった頬
- 頬骨が並外れて低い
- 引っ込み顎で二重顎が多い
- 歯並びがよくて歯は細かく小さい
- 多少出歯で唇は前に突き出し半開きで肉厚
- 輪郭が明瞭で鼻筋もよく通った薄手の鼻
- 肌のキメは細かくスベスベしている
- 肌の色は白くなくジプシーに酷似している
- 額の角度はギリシャ人を彷彿とさせる
- 目はイスラム教の天女に似て円く大きい
- 白目が純白を通り越して青味がかっている
- 筋肉は太らず痩せずで過不足ない
- 腰が発達している
- 尻は大きいが大小を問わず突き出した出尻
- 胸も発達して膨れ出ている
- 手の指の根本と先の太さの差は閉じた傘の様に大きい
- 指の間接には皺が寄らずエクボになっていて、
- 紺系や茶系の衣服を好む
- 服でもベルトでも人目につく縞柄を選ぶ
- 唯一の欠点として声だけが濁っている
- 育ちはよくても腕を組み柱にもたれて喋る
- 人混みでも前向き後ろ走り式で立小便する
- 全員ではないが七時頃から朝湯したがる