概要
流星のロックマン2で初登場した変身能力で古代に栄えた三文明の残したオーパーツを使ってロックマンが変身した姿で『ベルセルク』、『ダイナソー』、『シノビ』の三形態が確認されている。この三種族はキズナの力が失われて滅びたと考えられる。
ちなみに前作に電気属性のスターフォースが存在しなかった為なのか、今作では電気属性のトライブがいる代わりに水属性のトライブはいない。
基本的にトライブオンは選んだバージョンのトライブにのみ対応している。
トライブ
- サンダーベルセルク
属性:電気
効果:電気属性の攻撃力+30。フォルダ画面で横一列のカードを選べるサイドセレクト、Aボタン長押しで暗転しないカードをコンボとして使用可能なトレインコンボ
CS:B攻撃力×10の麻痺特性持ちの衝撃波を放つ『サンダースラッシュ』
古代に戦いに明け暮れたとされる戦闘民族「ベルセルク」の力が宿った巨剣の能力で変化した姿。特にバランスに優れ、水属性の敵相手には無類の強さを誇る。
キズナフォースビッグバンは威力100の斬撃を3回浴びせる『サンダーボルトブレイド』。
- グリーンシノビ
属性:木
効果:木属性の攻撃力+30。Y+↑コマンドで敵の攻撃に対しカウンターを加えるカワリミ、対インビジブル+オートロックオン
CS:B攻撃力×5の無属性の手裏剣を放つ『シノビシュリケン』
古代に暗躍し、忍術を巧みに操ったとされる「シノビ」の力が宿った手裏剣で変化した姿。
トリッキーな戦術に優れる上級者向けのトライブで、キズナフォースビッグバンは合計6発手裏剣(威力130)を敵に2回浴びせる『フウマシップウジン』。
アニメではメインビジュアルに描かれてはいたものの、全く登場しなかった。
ちなみに他のトライブとの差異としては他にトライブオン時とダブルトライブ時では変身の際のボイスの抑揚が異なるという点があったりする。
- ファイアダイナソー
属性:火
効果:炎属性の攻撃力+30。Aボタン長押しでバトルカードの攻撃力がアップ(無+20、炎+50、電気+20、水&木+10)
CS:攻撃力20+B攻撃力×10の誘爆するキャノン砲『ダイナキャノン』
巨大な身体と強力な力を手に栄えた恐竜族「ダイナソー」の力が宿った頭骨で変化した姿。
特に攻撃力に優れ、威力330の火炎放射で薙ぎ払う『ジェノサイドブレイザー』をキズナフォースビッグバンに持つ。
ダブルトライブ
トライブオンした状態で別のトライブの力を借りて合体変身を行う。
ちなみに、1パッケージに2バージョン封入されている為、必ず2つのトライブの力を入手できる為、どのプレイヤーもソフト一本でこの能力を体験する事が可能である。
トライブ能力やチャージショットは合体した側が、特殊能力は合体元を、属性強化は両方のトライブの物を受け継ぐ。
デザインの法則性はカラーリングと両腕両足が合体したトライブ、胸部と頭は元のトライブの要素が元になっている。
組み合わせは以下の通り。
- ベルセルク×シノビ(ベルセルクシノビorシノビベルセルク)
キズナフォースビッグバンはサンダーボルトブレイドの最後に大竜巻を起こす『エレメンタルブレイド』(威力55×6)。
ベルセルクダイナソーは公式イラストで巨剣を構えているが、チャージショットはダイナキャノンとなっており、使用は不可能。
- ベルセルク×ダイナソー(ベルセルクダイナソーorダイナソーベルセルク)
キズナフォースビッグバンは電撃を纏ったジェノサイドブレイザーを放つ『バニシングブレイザー』(威力180×2)。
- シノビ×ダイナソー(シノビダイナソーorダイナソーシノビ)
キズナフォースビッグバンは炎を纏ったフウマシップウジンを放つ『エンマレップウジン』(威力150×2)。
トライブキング
効果:全属性の攻撃力2倍(更に炎+30、木&電気+20)、サイドセレクト、カワリミ、トライブ能力は基礎ベースのトライブの物が適用
CS:攻撃力25+B攻撃力×5の電/木/火の三連衝撃波『オーバースラッシャー』
3つのトライブが一つとなった究極の姿。3ターン経つと変身が解除される。
変身する為には封入されていないバージョンとブラザーバンドを結ぶ必要があり、リアルブラザーに恵まれていないと変身できないというネックがあるが、それらのデメリットを補って余りある超性能を発揮してくれるだろう。
キズナフォースビッグバンは三属性の力を込めた三角状の破壊光線『カイザーデルタブレイカー』(威力90×5)。
ちなみに流星のロックマンシリーズにおいて、強化形態全てが合体した最強の姿という意味ではこれが最初で最後である。トライブキングシステムが見直されて、次回作ではプレイヤーが単独でも最強形態に変身できるようにファイナライズが実装される事となった。というか次回作は皮肉にも多くのリアルブラザーとブラザーバンドを結んだプレイヤー以上に、孤高を貫き通したプレイヤーが幅を利かせ始めるのだが、それはまた別の話。