概要
ノイズチェンジの1つ。流星2で実装されたロックマンブライの後継システムと呼べる存在。
姿はロックマンのライバルブライを模している。
フォームアウト、カラーアウト共通の能力に暗転しないソード性能のあるバトルカード全てを威力+50し、1ターンに1回敵の攻撃をシャットアウトする電波障壁の発生、カラーアウト以降の能力にロックオンサイト破壊(通信対戦のみ)と暗転しない無属性のバトルカードに極短い時間のみ麻痺効果をつける機能を持つ。
相性のいいソード性能を持つバトルカードはどれも強力であり、使いこなせれば、早々に最終変身して相手をバスティングすることも夢ではない(なので、スタンダードクラスの編入が中心となる)。ノイズ改造ギアもソード強化サポートが充実している為、そちらとも組み合わせれば更に凄まじい性能を発揮する。
また、無属性・無系統のためノイズチェンジの中では唯一弱点属性がなく、解除されない。
変身能力を入手する方法は容易ではない。※下記参照
相性のいいバトルカード
- ソードファイター
威力50×複数回ヒットのソード技(Xは60×5)。
ブライノイズで使用した場合、全発当たればソードファイター1でも威力300は下らない(最高ランク「X」の威力は550…もはやギガクラスレベルである。)。
ブライノイズと最も相性のいいバトルカードの一つ。
- エドギリブレード
普通に使用する分には攻撃力のそこそこ強いソードだが、同じ名前のカードを選ぶとワイドソード(2枚)→超広範囲のワイドソード(3枚)に変化し、威力も上がっていく上に対インビジ/風属性持ちになるという恐ろしい性能を持つバトルカード。ブライノイズ以外ではジェミニノイズやウルフノイズと相性が良い。
強化は番号違いにも適用されるが、その場合、配置によって複数選べない事もある…それを差し引いても強力な性能を持っている為、3の対戦環境やタイムアタックでは結構使用されているカードであった。
- ダンシングブレード
ラプラスソードでフィールド奥を逆Fの字に切り裂くバトルカード。
威力は1の時点で120、Xで210と威力もそこそこであるが、技の出が早い為にガードは非常に困難(一応ガードはできる)。ウォーロックアタックが困難という時に活躍が見込める。
ただし、イーター系とは相性がとてつもなく悪く、そちらと併用すれば不発となる。
- ギザホイール
トゲ付きホイールを敵の投げつける。敵のいる方向に一回だけ曲がる特性を持ち、威力はどれもデフォルトで100を超えており、3以降は200以上に強化される。
遠距離武器としては非常に申し分ない性能であり、ウォーロックアタックに偏りやすいブライノイズのフォルダに投入する余地のあるカードだと言える。
木属性持ちでフィールドをU字型に薙ぎ払う「シュリシュリケン」を投入するのも良いだろう。
- ブレイクサーベル
斜め三列の敵をドリルサーベルで袈裟斬りにするカードで、ブレイク性能を持つ。
威力はデフォルトで200を超えている上に、X版は威力300にパワーアップする。つまり、ガードブレイクをすれば最低でも400以上のダメージを与える凄まじいカードとなる。
- 〇〇スラッシュ系
エレキ、ウッド、ファイアの三種類が登場。
単純にワイドソードの強化版であり、属性が個別で付いている上に威力が100を超えている為、敵の弱点を突けば更なるダメージ上昇が見込める。
エレキスラッシュは威力がデフォルトで150あり、ブライ補正+弱点(2倍)+泡状態(2倍)で800ダメージ、ファイアスラッシュは威力がデフォルトで200だが、ブライ補正+弱点(2倍)+クサムラステージ(2倍)でなんと1000ダメージに到達する。ウッドスラッシュは単純に威力の高い木属性ソード(威力180)である為、上記の2種ほどの恩恵は受けられない(それでも弱点+ブライ補正込みで460ダメージにはなるが)。
ただし、無属性ではないのでノイズ上昇には使えない。
- ノイズドウィザード
最奥部の敵の背後にノイズドウィザードを召喚させて横一列に切り払う。
暗転技でないので、当然ながら、強化対象に組み込まれている。また、召喚中はロックマンの姿が消えるために一種の変わり身の術がわりに使える。
ガードやバリア系でもない限り、対人戦ではほぼ確実に命中する。ダブルイーターで距離を詰める事を想定しているなら3以降のランクがノイズドウィザードを上回る「ビーストスイング」を選んでもいいだろう。
- ムラマサブレード
本作ではスタンダードカードな為、デッキでは3枚組み込める。
HPが少なければ少ないほど威力を発揮し、最大で500にもなる。強化対象ではないものの、逆転の一手として組み込むのもありだろう。
- 〇〇アックス系
木属性のグレートアックス、炎属性のフレイムアックス、無属性のジャイアントアックスの三種類。
威力はデフォルトで100を下らない。中でも、ジャイアントアックスは威力320でブレイク性能持ちという凄まじい性能だが、出が遅いという弱点を持つ。ダブルイーターなどで距離を詰めてから放つとほぼ確実に当たる。
- デスサイズ
鎌を投げつけて巨大化させ、8マスに跨る敵を連続で切り裂く。
単発の威力は低いが全弾ヒットさせる事で、100以上のダメージが確実に入る。風属性持ちなのでバリアもはがせてしまう(デスサイズ1は威力20×3なのでブライノイズの補正込みでは最大で威力210となる。最高ランクであるXは60×3なので補正を加算すると330とそこそこいい威力になる。)
ただし、2マス前方に到達する前に敵に命中すれば複数ヒットが狙えないのが最大の難点である。
- ダブルイーター
ウォーロックが前2列のフィールドを消し去り、相手との距離を詰めさせるバトルカード。いわゆるエリアスチール。
つまり、最大分まで削り取ればウォーロックアタックせずにソードを当て放題…だが、こちらも攻撃をモロに食らいやすい事を意味する捨て身の戦法でもある。
サポートユーズで発動するのはこれの1列版のエリアイーターであり、デフォルトでサポートユーズに設定するためにはノイズ改造ギアが必要となる。
相手を強制的に引き寄せる「ホイッスル」は風属性持ちでバリアを剥がせる為、こちらを選んでもいいだろう。
…とこのように相性のいいカードの種類は非常に多い。難点としては水属性のバトルカードには暗転しないソード性能のカードがない為、補正が効かないという点だろう。
もし、1に存在した水属性ソード「スイゲツザン」や2に存在した敵の攻撃を無効化してカウンターでワイドソードを見舞う「ヘンゲノジュツ」などが3に実装されたままであったら、今以上のぶっ壊れ性能であったに違いない。
ホワイトカードはエドギリブレード3/エドギリブレード3/エドギリブレード2/エドギリブレード1か、ブレイクサーベル/ドリルアーム3/ソードファイター3/アシッドエースV3の組み合わせがオススメ。
ロックマンブライからの変更点
- 孤高のカケラを集める必要がなく、二回目以降のノイズチェンジイベントで超低確率で変身できるなど入手法が比較的容易。
- ゲームのバージョンが異なっても、姿、性能、属性共に変わりがない。
- ノイズチェンジを変更した場合(シークレットサテライトサーバーを使ってノイズチェンジした場合は除く)、もう一度ノイズチェンジイベントを起こしてブライノイズの変身能力を獲得しなければならない。
- 最強形態は他バージョンの通信に依存しないので、最終変身が可能。
- ブラザーバンドが結べないのは前作と同じだが、代わりに他のノイズチェンジと同じくブラザーバンド画面にサテライトサーバーのデータベースと流星サーバーのデータベースを据え付けることが可能。
- 前作で使用できた通信対戦時に相手が暗転したカードを使用した際に発動できるKFBカウンターが使用できない(このデメリットも書籍シークレットサテライトサーバーでカバーすることが可能)。
- 専用チャージショットもない(ノイズ改造ギアでカバーは可能)
バトルにおいて
CPU戦
ソードファイター系を用いることでかなりの強さを叩き出す。
ステータスガードを装備していない敵に対してはほぼ一方的に連続攻撃可能で、装備している相手にもカウンター込みで強化されたソードの連続攻撃で対抗可能。
通信対戦
しかし通信対戦では一転し、『2』のロックマン・ブライ同様に日の目を見ることは難しい。
まず、要のソード系にマヒを付与する効果については、対戦環境ではほぼ必ずパラライズボディが装備されるため無効にされる。
パラライズボディを解除できるカードとして「スタンナックル」「デストロイアッパー」の2種が存在するが、これらを用いるよりも、炎属性の「ヒートアッパー」系でスーパーアーマーを解除した方がバトルの主導権を握りやすく、またこちらの場合だとクサムラパネルで倍化も狙えてノイズ率もごっそり稼げるうえ、オヒュカス×ウルフのマージノイズ解除も狙える。
次に、キズナリョクの圧倒的な低さ。
『2』と比較すればまだマシな方ではあるがそれでも低いことに変わりはなく、対戦において必須となってくるボディアビリティを網羅できなかったり、HPを十分に高めることができないなどで、ブライノイズではない相手と比べると足回りの面で圧倒的に不利。
ソードの斬り合い合戦ではエドギリブレードを主軸としたヴァルゴノイズの方が上で、瞬間的火力では木属性の非暗転やクラブストロング系を軸にしたオヒュカスノイズに劣る。
実際、『3』全盛期の公式大会やその後のウェーブバトラー達のバトルにおいても、通信対戦では結果を出せずにおり、除外候補となっている。これは、ブライノイズと類似した性能を持つジェミニノイズも同様。