ピナコ・ロックベルとは、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』のキャラクターである。
愛称は『ばっちゃん』。
概要
エルリック兄弟の故郷である東の田舎町リゼンブールに暮らす外科医兼機械鎧技師の老婦人。
本作のヒロインであるウィンリィ・ロックベルの祖母であり、同時に機械鎧技師の基礎を仕込んだ最初の師匠にあたる。
兄弟にとっても実の祖母同然であり、大切な家族の一人である。
腕は医者・技師ともに超一流であり、エドワードが人体錬成で右腕と左脚を失った際にこれを治療し、また彼が機械鎧を装着することを望んだ際にも執刀医を務め、専属技師として機械鎧を製作・調整している。
若いころは、南部にある機械鎧技師の聖地ラッシュバレーでやんちゃをしていたらしく、ドミニクの顎の傷は彼女によるものらしい。そこから、ドミニクに『リゼンブールの女豹』とトラウマにされている。
いまでこそちんちくりんだが、昔は姐御肌な美女だったようである。
ヴァン・ホーエンハイムとは古い友人で、昔からの酒飲み仲間。出会ったころから一切歳をとっていないホーエンハイムに人として接しており、トリシャを紹介してその仲を取り持ったこともある。
小ネタ
- ばっちゃんの髪型だが、作者が「髪の毛で納豆醸造」という巻末四コマネタをやりたかったがために現在のかたちとなった。釈明するが、作者当人が自白しているのでマジである。
- 実はおまけネタで一番水着姿になってた女性。殺人サービスに定評のあるばっちゃん。なお、ヒロインのウィンリィはカラー原稿・四コマネタ等含めても水着を着た回数はばっちゃんの1/2以下である。どうしてこうなった。