「約束、守れなくてごめんなさい。先に逝きます」
CV:鷹森淑乃(2003年版・FA共通)/三ツ木勇気(FA幼少時)
演:平田薫(実写映画版第1作)、仲間由紀恵(完結編)
概要
エドワード、アルフォンスらエルリック兄弟の母親。夫であるヴァン・ホーエンハイム(2003年版ではホーエンハイムの方が名前)とは籍を入れておらず、事実婚といった関係にある。
栗色の長髪と容姿の整った美人であり、性格も穏やかで非常に人当たりが良い。そうした一方で芯もしっかりしており、夫がある目的で旅立って以降、留守を守り、兄弟を女手一つで育てていった。
流行病にかかり、エドが5歳のとき/1904年(2003年版では10歳/1911年)に若くしてこの世を去った。享年は26歳(アニメでは31歳)。
ホーエンハイムが残していった金には手を付けず、畑を耕し野菜を育てて生活していたしっかり者(恐らく売りに行ったり兄弟の食膳に出したりするためと思われる)。
我が子たちはもちろん、夫のこともとても愛しており、二人の間にはある約束が交わされていた。
物語におけるキーパーソンの一人であり、彼女の死が兄弟が棘の道を歩むきっかけを産み、また彼女が交わした約束がホーエンハイム失踪の鍵を握っている。
2003年版のアニメでは夫に対する依存心が強く描かれており、エルリック兄弟の錬金術で喜ぶのも夫を思い出せるからという理由(原作ではあくまで兄弟の思い込みであり証拠はない)であったり、死の直前まで帰ってこない夫の事を想うなど、残されていた息子たちの気持ちをあまり考えている様子が無かった。