羽田浩司

はねだこうじ

漫画及びアニメ『名探偵コナン』に登場するキャラクター。

概要

「七冠に最も近い」とされた日本の棋士で、同じく棋士である羽田秀吉の義兄。

「初志貫徹」を座右の銘としており、その信念は秀吉にも受け継がれている。

また、将棋だけでなく、チェスに関する腕も高かった模様。

17年前、当時四冠王だった時、チェス大会に出場する為に渡米したが、現地のホテルで何者かに襲われて死亡。後にAPTX4869の被害者一覧に工藤新一の2つ下に「羽田浩司 死亡」と記載された事から、黒の組織が関与している事が示唆される。

事件直後の浩司の部屋は荒らされており、部屋中に散乱した食器類には「P T ON」と書かれた鏡が混ざっていたが、それは元々「PUT ON MASCARA」と書かれていた鏡を浩司が犯人に瞬時に判断されないために重要な部分だけを人為的に切り離した事で残ったダイイングメッセージ。

1042話にて、実家となる「羽田家」が資産家の一族で、浩司本人が大富豪の御曹司であった事実が判明している。また、姓に鳥に関連する「羽」の字がある事から、羽田家が烏丸家と何らかの関係があり、その事が暗殺に繋がっている可能性も出ている。

人間関係

家族

羽田秀吉

浩司の義弟。浩司の死後、高校を卒業した後羽田家の養子になる。浩司を尊敬しており、彼が座右の銘としていた「初志貫徹」を現在でも守っている。

事件関係者

アマンダ・ヒューズ（故人）

アメリカの資産家で、連邦捜査局 (FBI) や中央情報局 (CIA) にも顔が利く80歳超えの老婆。浩司の大ファンで、直接の交流もあり、事件当日は同じホテルで宿泊していた事から、彼の部屋を一度訪れていたらしく、自室に戻った後に何者かに殺害される。死因は不明で、アマンダの部屋は浩司の部屋とは対照的に荒らされた形跡がなかった。

浅香

アマンダのボディーガード。ボディーガードとして雇い入れられた経緯は不明。浩司とアマンダの殺害事件の最重要容疑者とされているが、消息は未だ不明。羽田の死因が本当にAPTX4869による服毒死である場合、浅香は黒の組織の一員である可能性が高いと灰原哀は考えており、浩司が残したダイイングメッセージから、浅香と組織のNo.2である「ラム」が同一人物の可能性が浮上するが、後にダイイングメッセージが解読され、ラムと同一人物であるかは不明。

赤井務武

浩司の親と親交があり、浩司の事件の真相を依頼され単身渡米するが、当件に関与したと思われる「敵」を危惧し、家族を日本に送り出した後消息不明となる。

黒の組織

あの方

黒の組織のボス。浩司がダイイングメッセージとして切り取ったアルファベットからその名が浮上。

ラム

黒の組織のNo.2。ジンが浩司の件を「ラムがしくじった仕事（ころし）」と発言している事から、当件に関与していると思われる。

また、ジンの台詞からも、この時にラムは「大きな失敗」を犯してしまった事が推測される。

その他

メアリー・世良

赤井務武の妻。羽田浩司の名前に強い反応を見せ、真純に浩司の情報を引き出すよう命令する。

赤井秀一

赤井務武の長男。浩司が殺害された17年前の事件が自分をFBIに駆り立てたと語る。

世良真純

赤井務武の長女。浩司の名前に強い反応を見せ、情報を引き出そうとしている。

黒田兵衛

「ラム」候補の一人とされる警視庁捜査一課管理官。浩司の殺害事件の記事を読んでいる。

若狭留美

「ラム」候補の一人とされる帝丹小学校教師。上述の黒田が羽田の記事を読んでいた場面で、同時に思い浮かべていたのが留美の姿だった。

浩司との関係は不明だが、過去に面識がある模様で、また彼女のポケットには将棋の駒を連想させる「何か」が入っていた。

備考

• 哀の初登場話(原作18巻)で描かれているAPTX4869の服用者リストを見ると、確かに新一の名前の2つ下に羽田の名前がある。
  • ただしアニメ版では、「羽田」の読みは「ハネダ」ではなく「ハダ」となっていた。

• 名前の元ネタは、将棋の十七世名人（有資格者）で元日本将棋連盟会長の谷川浩司と思われる。

関連タグ

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