概要
魔界の王アンコクダーが駆る魔導剣王との長期戦闘により、ワタルは残っていた鳳凰・剣王・月光・白虎4つの勾玉の力を無理矢理同時に使ったため、その全ての力を失ってしまう(なお獅子の勾玉は既にガルベランEX戦で消失済み)。だが、聖龍妃より齎された白き勾玉によって超力変身した最終形態。
何故だか理由や原理は不明だが、全ての聖神の力を纏ったとにかく所謂全部てんこもり形態である。テール・スタビライザーには白虎の面影があるが、剣王・月光にはあったマントが本機には無い。
バンクシーンも一番長く、通常バンクは聖神がワタルに力を齎して変身するのに対し、超魔神のバンクは全ての聖神が代わる代わる現れ、最後に龍神丸が虹色のオーラを潜り抜けて変身を果たす。
本作の最強形態であるが、極限状況下に達し疲労した聖龍妃の手を離れて力を取り戻し、創界山中から集められた善き心の一部を凝縮した鎧を纏うアンコクダーを斬ることはできず、ワタルの戦意喪失もあって、あまり活躍はできなかった玩具屋泣かせの機体(実際、放映当時には発売されていない)。何このV2アサルトバスターガンダム・・・。
その形状からリュー擬きと言えなくもない(メカデザがTVシリーズを担当したから。また今作に登場する一部の魔神も同様)。 ノーマル龍神丸の時点で迫り出し気味だった肩部がさらに飛び出たため、各パーツの流麗さに反して総合的なデザインバランスは滅法悪く、それを白虎龍神丸のテール・スタビライザーで強引に誤魔化してるといった具合で、「見栄えの良いポーズ」は極端に制限されてしまうのが最大の難点。
どっちかと言えば非人型でメリハリが極端についてるので「どっちかと言えば敵メカのドゥームじゃね?」と言いたくなるが、本音は言ってはいけない。
装備
剣王の剣
黒鋼の剣王の魂を宿す剣。天空から召還する。
本来は剣王龍神丸を超力変身させるが、こちらの場合は主兵装として機能する。
本機と剣のバランスが吊り合ったため、剣王龍神丸ほどの重厚感や迫力は無くなってしまった。