概要
北神急行電鉄が運営する唯一の鉄道路線。設備については神戸高速鉄道が所有している(神戸高速鉄道としては路線名は北神急行線)。
神戸市営地下鉄西神・山手線(山手線・西神線・西神延伸線)との相互直通運転を行っている。
2020年6月1日に神戸市営地下鉄に移管される予定(運賃面の関係で西神・山手線とは別の路線となる)。
大部分がトンネルで、六甲山地を貫くため、7km以上あり、谷上から新神戸まで8分かかる。
新幹線の駅がある新神戸に直接乗り換えられる路線であるとは言え、東海道本線(JR神戸線)、阪神電鉄、阪急電鉄神戸本線の接続する三宮は地下鉄区間で運賃が別立てとなるため(5月までは)、谷上接続の神戸電鉄の利用者以外利用客が乏しい状況。
このため、経営難に陥り、2002年には設備を神戸高速鉄道に譲渡することになった。なお、当初は神戸高速鉄道が20年間施設を保有した後、阪急電鉄に引き継がれることになっていたが、前述の通り市営化されることになったため、設備面も神戸市交通局に引き継がれる予定。なお、当面の間は北神急行電鉄の社員が神戸電鉄に転籍した上で引き続き北神線の運行業務を担当することになる。
運賃について
北神線の運賃は新神戸~谷上の一区間しかないものの370円で、日本の鉄道事業者のなかでもっとも高い初乗り運賃とされることが多い。開業当初は現在よりも高い430円であった。
他社局連絡の運賃では、谷上~地下鉄三宮は550円、新神戸~神鉄有馬温泉は760円、地下鉄三宮~神鉄有馬温泉(北神線経由)は950円となっている。
なお、三宮から新開地経由で比べた場合、谷上までは北神急行経由の方が早くて安いが、谷上以遠の有馬温泉などに行く場合は、新開地経由の方が安い(ちなみに三田だと阪急で西宮北口から宝塚まで出てJRを乗り継ぐほうがさらに安い)。(2020年2月現在)
ただし、運賃が高額に見えるのは前述の通りほぼ全区間山岳トンネルで駅間距離が長い事に起因するため、他の高額な鉄道会社(特に北総鉄道)と比較してもそこまで極端に高いわけではない。
なお、市営化が行われた後は地下鉄三宮・新神戸~谷上間は280円に改定される。地下鉄三宮・新神戸~神鉄有馬温泉間も680円となり、新開地経由よりも北神線経由のほうが安いパターンのほうが多くなる。
(三田からは相変わらず宝塚・西宮北口経由のほうが安いのだが)