概要
人工デジモンの一種で、無機質な蝶の姿を取る謎のデジモン。アルゴモンやアルカディモンのように同じ名前のまま世代を重ねていくデジモンであり、彼女(?)の場合は成熟期や究極体までの個体が登場している。
初登場は「デジモンアドベンチャーLASTEVOLUTION絆」で、このデジモンの情報が本格的に解禁する前は本作の脚本を務めた大和屋暁が馬主を務める馬の名前に使われていた為、何らかの関連があると思われていた。
世代別データ
成熟期
レベル | 成熟期 |
---|---|
タイプ | 不明 |
属性 | 不明 |
必殺技 | ミラーガード/ミラーダスト/ボールトリプ |
あるデジモンを元に開発されたデジモンで、ヘキサゴン型のポリゴンで構成された無機質な姿をしている。人工デジモンは成長期までしか進化しないという定説が技術の進歩で覆された為、成熟期までに進化する事が可能となった。人工デジモンであるためか、善悪の違いがわからないほどに自我が薄弱で、共にいる人間の心の持ちよう次第でどちらにも転ぶ。
必殺技は翼で対象を保護する「ミラーガード」、ポリゴンの破片を飛ばす「ミラーダスト」、電撃を纏った鱗粉「ボールトリプ」の三種。
完全体
レベル | 完全体 |
---|---|
タイプ | 不明 |
属性 | 不明 |
必殺技 | ビートプレス/ヘクサンダー/カッティングエッジ |
ミッション遂行時に支障が発生した際にこの姿に到達すると言われている。
ヘキサゴン型のポリゴンは長い手足に変化し、翼はより美しく昆虫に近付いたデザインになった。
ポリゴンが鏡の役割を果たし、敵を混乱に追い込む他、出現させたパネルをビースト型の分身に変えるなどいつ暴走してもおかしくない危険性を匂わせている。
必殺技は手足で押しつぶす「ビートプレス」、触角からの電撃「ヘクサンダー」、パネルをブーメランのように投げ付ける「カッティングエッジ」の三種。
究極体
レベル | 究極体 |
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タイプ | 不明 |
属性 | 不明 |
必殺技 | オーロラストリーム/カッティングエッジ/クルーティレイン |
自分の研究が思うままにならない研究者が暴走し、これまでに量産されたエオスモンを統合して誕生したデジモン。翅は虹色の6枚羽となり、本体部分も美しい女神像のような造形となった。
やはり自我は皆無に等しく、主の命令を実行するだけの破壊マシーンとなっている。
香水瓶のように膨らんだ腹部からは完全体相当のエオスモンを大量に生み出す能力を持っており、さながら蝶々というより、女王蜂のようでもある。
必殺技は手足で押しつぶす「オーロラストリーム」、成熟期の使っていたミラーダストをパワーアップさせた「クルーティレイン」瞬間移動して敵を切り裂く「カッティングエッジ」の三種。
余談
名前の由来はギリシャ神話の曙の女神「エオス」。ローマ名のアウローラに因んで究極体の必殺技名に「オーロラ」が入っている。また、「End of Service」に掛けているとも。
また、偶然か否かこれまでの劇場版に登場したデジモン思わせる設定を持っている。
- クラモン:大量に増殖し、合体して究極体に進化。
- シーサモン:同じく誰かを模して作られた人工デジモンで、設定では通説に反して究極体まで進化できる。
- メイクーモン:「ラスボス」繋がり。と言っても彼女はラスボスの生まれ変わりであって、エオスモンはデジモンアドベンチャーという作品そのもののラスボスだが。
- アルゴモン:名前が同じだが、姿の異なる進化系を持つ。(こちらは映画公開後の新シリーズで登場。)