電車の屋根に設置されている集電装置の一つ。
「ポール」や「電棍」ともよばれる。
外観は、棒が立っているだけの単純なもので、先端の車輪のような部分を架線に接触させて集電する。
多くの電車に使われるパンタグラフに比べ、簡素なつくりである。
昔の路面電車や、トロリーバスに使われていたが、現在の日本では殆ど使われていない。
故に、レトロっぽい雰囲気を出したい場合に用いると効果的である。
最近では逆に、路面電車に限らず簡素なシングルアームのパンタグラフが増えており、デザイン的には昔に戻ってると言えなくもない。