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西村博之

にしむらひろゆき

人物の名前。苗字、名前共によくある名前なので日本には少なからず同姓同名の人物がいるものと思われる。

曖昧さ回避

著名人としては以下の人物がいる。

  1. 西村博之:匿名掲示板2ちゃんねるの設立者・元管理人。通称ひろゆき
  2. 西村博之:アニメーター、デルトラクエストクレヨンしんちゃんなどを手がける
  3. 西村博之:日本経済新聞記者

この項目では1について扱う

IT会社取締役 西村博之

有限会社「未来検索ブラジル」の取締役。

多数のIT関連会社の役員の肩書を有しており。Wikipediaでは本業未詳となっている。

2ちゃんねるの開設者であり、かつて管理人をしていた。

ガジェット通信等を出版している未来検索ブラジルを立ち上げ、役員に就任。

ニコニコ動画を開設し、ニワンゴの役員として活動していた。

またインターネット番組において、タレントのような活動もしている。

堀江貴文と親しく、集英社の『週刊プレイボーイ』に2人の対談コラムを連載している。

概要

神奈川県相模原市生まれ。父親は国税局職員。東京都北区出身。既婚で娘がいる。中央大学文学部卒業。大学在学中にはアメリカに留学している。1999年5月に友人と立ち上げた会社の事業で匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、そのまま管理人に就任した。

2ちゃんねるについて

大学生時代に友人と起業した会社にて匿名掲示板形式のサイト「2ちゃんねる」を立ち上げた。

ネット黎明期であった当時において、日本中の人と時間を選ばず会話ができるネット上の掲示板は、パソコンをの恰好の遊び場となると同時に、多くの犯罪の巣窟となった。

この頃はまだ世間的にインターネットの認知度が低く、ネットトラブルに対する法規制が進んでいなかったために詐欺出会い系麻薬の取引、悪口ステマなど、ネット上で起きたトラブルの多くが泣き寝入りとなっていた時代であった。

匿名掲示板サイトは当時からいくつも存在していたのだが、圧倒的な知名度を誇っていた『2ちゃんねる』は、インターネットトラブルの原因として、存在そのものが格好のバッシング対象となった。

(この頃のメディアは2ちゃんねるがどういうものか知らないで叩いており、警察も何が違法なのか把握していないレベルで対応に駆られていたとのこと。)

2ちゃんねる内で書き込みが原因となって起きた数々のトラブル(「商品価値を損なう書き込みがあった」「人の名誉を棄損する書き込みがあった」など)に関しては、掲示板の管理者に責任があるという体で10件以上の民事訴訟を起こされている。

この訴訟に対してひろゆきは「自分は掲示板の管理者であり、犯罪の責任は書き込みを行った本人にある」との主張により裁判を欠席。そのまま一方的に敗訴となり、5億を超える莫大な賠償金支払い義務を抱えることとなってしまった。しかし本人は「負けたところで民事裁判に法的拘束力がないため、踏み倒そうとしたら支払わなくても済む」と最初から相手にしない形で無視を決め込んだ。賠償金は延滞により膨らみ、最終的には30億ほどになったとのこと。

その後、ネット上の法改正が進んだことと、2chが誠意的に(悪意のある書き込みをした者の)IPアドレスの開示や、通報による書き込みの削除に取り組んだこともあって、新たに裁判を起こされることはなくなっていった。最終的には勝訴した相手側からの差し押さえが来ないまま10年経過したため、賠償金を払うことなく全ての時効が成立した。

(賠償金は全く取られなかったというわけではなく、ある程度回収されており、2010年1月、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』の印税を差し押さえられる形で初めてその一部が回収された。)

時効成立後、一時行方不明になったこともあり、経歴や現在の生活などについては曖昧な点も多かったが、ラトビアで市民権を獲得し、銀行預金から多くの金利収入を得ていたとのこと。

現在は結婚し、夫婦でフランスのパリに住んでおり、在宅でできる作業と社員への指示のみを行い、会議やテレビ出演の依頼がある時だけ日本に帰ってくるという生活をしている。

現在は2ちゃんねるの権利を他の運営会社に譲渡していると称しているが、2ちゃんねるの広告収入などについては運営会社を通して西村本人が手にしているとみている。

2002年に東京プラス株式会社を設立し、2ちゃんねるの広告事業を行う。

2008年にはティーケイテクノロジーという会社を設立。同じく2ちゃんねる関連事業を行う。

未来検索ブラジルについて

2003年、「ガジェット通信」でおなじみの未来検索ブラジルを、プログラマー竹中直純らと共に設立。取締役に就任。

ニコニコ動画について

2005年、「株式会社ドワンゴ」の子会社である「株式会社ニワンゴ」の取締役に就任。「ニコニコ動画」のサービスを開始した。代表取締であるが給料をもらわずに、方向性を決める会議に出るというスタンスであり、ニコニコ動画内でも特別な立場であった。

株式会社ニワンゴという名称はドワンゴと西村博之を合わせたものである。

元々はドワンゴが携帯電話事業を開始するために、未来検索ブラジルから技術者を募って立ち上げた会社であるが、川上社長の技術者に業務を丸投げしてある程度やりたいようにやらせるスタンスが的中し「ニコニコ動画」が完成。「youtube」などの他動画サイトとは違う独自性を持つ動画共有サービスとして確立した。流れるコメント機能や、誰でも簡単にできる生配信などのサービスが話題となり、多くのファンを獲得することに成功した。

現在はドワンゴに吸収合併され、ニワンゴが手掛けていた動画事業もドワンゴが引き継いでいる。

2012年、2ch上で麻薬取引が行われた書き込みを放置したとして警察の厄介になる。この時ひろゆきは既に2chの管理人を退いていたため、管理者責任ではなく麻薬特例法違反(あおり、唆し)幇助の疑いで警視庁によって書類送検される。家宅捜索が行われるも掲示板の書き込みは既に業務的に削除されており、家屋から薬物も見つからなかったため、不起訴処分となった。しかし、この騒動が間接的な原因となり同年ニワンゴを退職することとなった。

現在はニコニコ動画の開発部門とは関係のない人となっているが、ニコニコ動画に関連するイベントや企画には結構な頻度で出演しており、利用者の一人としてニコ生配信を行っている。

現在

2014年に翻訳ライターの植木由佳と結婚し、翌年フランスに移住。

2015年、海外版2chと呼ばれたサイト「4chan」の管理人に就任。

同2015年、平沢真一とともにヴァラエティ・ジャパンのEditor in Chiefの編集長に就任。

現在は2chが運営を委託した会社に権利を乗っ取られ、勝手に5chに名称変更されたことで、運営会社と裁判中。

近況については、「偽2ch騒動」の記事も参照。

有名な発言

「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」

  (西鉄バスジャック事件を受けての発言)

「掲示板のスクリプトではIPとってないですよ」

  (書き込んだ人のPC情報を公開すべきという意見に対して、不可能と主張

   後にIPアドレスを表示する形式へ変更)

「あなたの感想ですよね?」

  (TVタックルにて、データの提示がないまま持論を持ち出した相手への返答)

「なんですか? 『写像』って」「だめだコレ(笑)」

  (難しい言葉で論破したような空気を出された時、アホになって聞き返したシーン)

「明日できる事は今日やるな」

  (やらなくて特に困らないことをやってしまうと、給料が上がらないままハードルが上がる

   大量の仕事は時間差で各個撃破するべき、後に回せるものは極限まで後に回す)

「死刑なら払う」

  (民事裁判で賠償金を一切払わなくても簡単に逃れられてしまう事への言及)

「金で幸せは買えない」

  (収入が増え、生活レベルを上げた生活が当たり前になると、特に不満要素に目が行く)

「おいしいものを食べたければ舌を肥やすな」

  (便利なものを知ってしまうと、一般的なものがすべて不便に感じるため、結果損をする)

「AかBか?はCが大体正しい上に得」

  (2択を提示された時、選択肢はそれ以外にも多くあり、だいたいそれが正解という持論)

「たけのこ派はバカだと思うんですよ」

  (味はチョコレートの量で決まる、原価的にもエネルギー的にも得なのは100%きのこの山)

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西村博之の編集履歴2020/07/18 18:14:46 版