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バンダー・デッケンの編集履歴

2020-07-27 21:27:49 バージョン

バンダー・デッケン

ばんだーでっけん

幽霊船「フライング・ダッチマン号」の伝承に登場する船長。少年漫画『ONEPIECE』にも同名のキャラクター(正確にはその末裔)が登場する。

概要

1.おそらく世界一有名な幽霊船フライングダッチマンの船長。18世紀半ばのオランダ商人とされる。

2.漫画「ONEPIECE」の登場人物。

1のデッケン

フルネームを「ヘンドリック・ファン・デル・デッケン」といい、ヘンドリックを省略した英語読みが「バンダー・デッケン」。

性格は粗暴かつ酷薄で、船だけでなく船員すら平気で奴隷のようにこき使う非情な男だったという。デッケンは1751年にオランダのアムステルダムから南アフリカケープタウンに向けて出航したが、これが全ての始まりだった。

 

難所と知られるアフリカ近海を越え、いよいよ目的地のケープタウンへ。

あとは無事に入港するだけだ……と誰もが安堵したその時、突如として大嵐が巻き起こった。

アフリカ南部の喜望峰近海はインド洋の暖流と大西洋の寒流が交差するエリアにあり、嵐の多発するエリアなのだ。

  

「ちくしょう……!!こんなフザけた話があるか!いよいよ目の前だって時によ!!」

久々の、そして目的地の港を眼前にしてのこの不運。元々短気な上に疲労も重なり、完全に平静を欠いたデッケンは正気を疑うような命令を下した。

「よく聞けお前ら、嵐だろうが大シケだろうが関係ねェ… 何としてでも突っ切る!!!」

 

呆気にとられる船員たちだが迂闊に反論もできず、ヤケクソになりながらも船を漕ぎだした。……しかしこんな無謀が通じるはずもなく、ある者は海に落ち、またある者は力尽きて倒れ伏し、マトモに立っているのはもはやデッケンくらいのものであった。

この惨状を見かねた神が「デッケンよ、そこまでして先を急ぐ理由はあるのか?嵐が去るまでやり過ごすべきだったんじゃないのか?」と尋ねるも、ますます怒り狂ったデッケンは

「よく言うぜ…お前らがその嵐を起こして妨害しやがったからこうなったんだろうが!! 神サマだろうが悪魔だろうが、今さらてめェになんざ祈るかよ……!! こうなりゃどんな手を使ってでも突っ切るまでだ、それが世界の終末までかかろうがな!!!」

と、恨みと冒涜に満ちた返事をした。

 

「……ほう、確かに聞き届けたぞ ならば貴様の望み通り、終焉の日になれば入港できるようにしてやろう」

こうして神の怒りを買ったデッケンは永遠にケープタウン沖を彷徨う宿命を課せられ、止まない嵐の海に閉じ込められることとなった。それから数百年を経た今でも、悪天候の日にはその姿を見ることができるのだという。

2のデッケン

上記の伝説を元にしたであろう「神に呪われた海賊」。

ブルックによれば数百年前の海賊らしく、「ある嵐の夜突如として錯乱し、船員を海に投げ込んだ挙げ句神にツバを吐く」という冒涜を行った結果暗い海底で生き続けるようになったとのこと。

作中では主に9代目の末裔を指すが、彼によれば代々襲名されてきた模様。

またこの伝説の真偽は不明ながら、初代デッケンは海王類すらも従える人魚姫を探して魚人島に向かい、そこで息絶えたのだという。

関連タグ

幽霊船 フライングダッチマン

 

バンダー・デッケン九世

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