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フライングダッチマン

さまよえるおらんだじん

"Flying Dutchman"のカナ表記。イギリスの伝承に現れる幽霊船、もしくはその船長。ならびに、これらをモデルとした架空の船舶・人物。
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伝承編集

アフリカ大陸南部・喜望峰の近海を航行していたオランダ人船長が、を罵ったことで呪いを受けた。

彼の船は幽霊船と化し、船長はただ一人永遠に世界の海をさまよい続けることになった。


この船長が『さまよえるオランダ人』="Flying Dutchman"とする説と、彼の船が『さまよえるオランダ船』とする説、また(呪いがかかる以前から)船の名前が『フライング・ダッチマン号』であったとする説がある。


幽霊船『フライング・ダッチマン』の目撃証言は18世紀まで遡るといわれる。船長の姓名はヘンドリック・ファン・デル・デッケン(Hendrik van der Decken)とされている。


歌劇編集

リヒャルト・ワーグナー作曲のオペラ。ドイツの詩人ハインリヒ・ハイネによる『フォン・シュナーベレヴォプスキー氏の回想記』(1834年)に着想を得て、1842年に完成し、1843年に初演された。

ドイツ語の原題は"Der fliegende Holländer"、邦題は『さまよえるオランダ人』。

パイレーツ・オブ・カリビアン編集

詳細はパイレーツ・オブ・カリビアンの艦船デイヴィ・ジョーンズおよびウィル・ターナーの記事を参照。

ONEPIECE編集

詳細はフライング海賊団の記事を参照。

初代船長であるバンダー・デッケンに関しては元ネタの『さまよえるオランダ人』に近い伝説が伝わっていたが、実際には魚人島に移り住み、子々孫々まで海賊稼業を受け継いでいた。

作中にはバンダー・デッケン九世のみが登場しており、初代デッケンに関する伏線はいまだ回収されていない。

Terraria編集

海賊団襲撃(Pirate Invasion)イベントのボスモンスターとして、Ver.1.3から追加された。

ボスといっても、これを墜とすこと自体はイベントクリアの条件になってはいないので、一度の襲撃イベントで複数のFlying Dutchmanと戦うことが出来る。

怪談レストラン編集

第4巻「幽霊列車レストラン」における「幽霊船」の元ネタになった。

ヨハン・クライフ編集

サッカーファンにはお馴染みの、伝説のオランダ人選手。華麗かつ高速なドリブルは「まるで羽根でも生えてるかのようにバカッ速い」と形容され「空を飛ぶオランダ人」の意味でフライング・ダッチマンと呼ばれた。

また、ジャンピング・ハイボレーシュートが大得意だった事もこのあだ名に由来している。

Fate/Requiem編集

詳細はヘンドリック・ファン・デル・デッケン(Fate)を参照。

スポンジ・ボブ編集

空飛ぶ幽霊船の船長「さまよえるオランダ人」(初期は「オバケ船長」「ダッチマン」とも)が、悪役として時々登場する。


その他編集

バンド企業列車などの名前、及び複数の人物の愛称として『フライング・ダッチマン』が使用されている。

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