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海賊船編集

ブラックパール号編集

主人公ジャック・スパロウが指揮するカリブ海最速の海賊船。三本のマストを持ち横帆7枚、縦帆5枚を備える。船体と帆は黒く塗られており、本船の外観上の特徴となっている。そのため、真夜中の海上で明かりを全て消すと遠目では全く目視できなくなる。

砲甲板は一層で18~20門程度の大砲を搭載し、また上甲板にも8~10門程度を搭載しているので装備している大砲は25~30門程度である。

もともとはウィキッド・ウェンチ号という名の商船で、一度ベケットらによって火を放って沈没させられたことがある。そんなウェンチ号をブラックパール号として引き上げて修復したのがデイヴィ・ジョーンズである。

バルボッサの反乱で乗っ取られたり、クラーケンにジャック共々海底に引きずり込まれたり、ボトルシップにされたりなど、船長ほどではないが数々の災難に遭っている


エンプレス号編集

シンガポールを拠点に南シナ海を統べる伝説の海賊サオ・フェンが操る東洋風の海賊船。普段はサオ・フェンのアジトがある港に停泊されていて動くことは殆ど無く、半伝説的な船体である。

デイヴィ・ジョーンズの襲撃によるサオ・フェンの死後、遺言によって想いを託されたエリザベス・スワンが船長となる。


アン女王の復讐号編集

史上最恐の海賊である“黒ひげ”エドワード・ティーチの海賊船で、乗組員の一部がゾンビである。アトランティスで鍛えられたと伝えられるカットラス「トリトンの剣」 に埋め込まれた宝石の力によって潮の流れ・風の流れも自由に操る事で、ラジコンのように遠隔操縦も可能。また、船首からは炎を吹き出し、反乱を起こした乗組員を焼いたり、人魚を追い詰めたりする。

なお、外装には黒ひげが殺した乗組員の骨等が使われている。


ミスティ・レディ号編集

ジャックの父親、キャプテン・ティーグが操る海賊船。


ファンシー号編集

九人の海賊長の一人である伝説の海賊キャプテン・シュヴァルが操る、大砲を16門搭載した海賊船。


Seref号編集

九人の海賊長の一人である伝説の海賊アモンド・ザ・コルセアが操る、大砲を10門搭載したジーベック艦。


レンジャー号編集

九人の海賊長の一人である伝説の海賊ジェントルマン・ジョカルトが操る、大砲を22門搭載したフリゲート艦。


オター号編集

九人の海賊長の一人である伝説の海賊スリ・スンバジが操る、大砲を8門搭載した海賊船。


センチュリオン号編集

九人の海賊長の一人である伝説の海賊ビジャヌエバが操る、大砲を44門搭載した海賊船。


ハイ・ポン号編集

バルボッサ達がデイヴィ・ジョーンズの墓場に行くためにサオ・フェンから貰ったジャンク船。デイヴィ・ジョーンズの墓場の入り口である大きな滝に突っ込んで大破。



海軍船編集

ドーントレス号編集

ポートロイヤルを母港とするイギリス軍艦。登場艦船の中ではかなり大型で、3層の砲甲板を持つ三本マストの戦列艦。とても豪華な作りに加え、100門近い大砲を搭載しており、イギリス水兵曰く「カリブ海最強の船」。その後ベケット卿の手に渡り、2作目以降は名前がエンデヴァーに変更されている。


インターセプター号編集

『呪われた海賊たち』に登場したポートロイヤルの砦フォート・チャールズの旗艦であるイギリス軍艦。ノリントンが自分のために建造させた、ブラックパール号より一回り小さい二本マストのスループないし小型フリゲートで、搭載している大砲も16門ほどである。高速が自慢で、イギリス海軍兵いわく「実在する船ではカリブ海で一番速い」。ジャックとウィルによって盗まれ、以後彼らの船となる。その後、エリザベスとメダルを狙うバルボッサ率いるブラックパール号によって追撃され、自慢の高速もブラックパール号にはかなわず追いつかれ、戦闘の末に撃沈されてしまった。モデルはレディ・ワシントン号。


エンデヴァー号編集

東インド貿易会社のカトラー・ベケットの軍艦。ドーントレス号がベケット卿の手に渡り、船名がエンデヴァーに変更された。ベケットの趣味(?)なのか、彼の自室の机などには船の模型、兵士やベケット自身の小さな人形が飾られている。最期はブラックパール号とフライング・ダッチマン号の挟み撃ちに遭いベケット本人もろとも撃沈された。


プロヴィデンス号編集

『生命の泉』でバルボッサが序盤で指揮していたイギリス海軍の軍艦。終盤で人魚の大群に攻撃され、横倒しに沈没する。


幽霊船編集

フライング・ダッチマン号編集

七つの海に君臨する“深海の悪霊”デイヴィ・ジョーンズが船長の幽霊船で、ブラックパール号とほぼ同じ大きさである。ウィル・ターナーが船長になった時は船体に付いていたフジツボや海草がとれたため、船の姿は船長の姿に影響される模様。向かい風では無敵と言われるほどの速度性能を誇るが、追い風ではブラックパール号に劣る。ジョーンズのセリフによると「船長の思うように帆を進める」ことができる。船首の形は独特でさながらワニの口のような形である。

木造帆船にもかかわらず潜行能力が有り、潜水中でも自力航行が可能。急速潜行にかかる時間は12秒ほどと、かなり速い。ただ潜水艦のように空気を中に留めておく機能はなく潜航中は甲板はおろか船室全体が浸水するので、潜航できるのは海産物のモンスターと化したダッチマン乗組員だけである。

2層の砲甲板に38門の大砲を搭載し、艦首にも砲身を三本束ねた回転式の三連式カノン砲を2基6門搭載している。また、クラーケンを操るための装置を持っている。


サイレント・メアリー号編集

生前は「海の処刑人」としてその名を馳せ、後に「海の死神」として蘇った亡霊アルマンド・サラザールが指揮する幽霊船で、元はスペイン海軍の強力な戦列艦である。

船を襲う際は剥き出しとなった船体の骨組みと船首部を蛇の鎌首のように持ち上げさせ、それを相手の船体に叩きつけて破壊するという、大航海時代当時の船ならば海賊船であろうと軍艦であろうと一撃で乗組員もろとも海へ沈めることができるとんでもないチート性能を有する。

また、船首の女神像も意思を持って動かして攻撃させたり、幽霊鮫「ゴーストシャーク」を操ることも出来る。幽霊船だからか、相手の船体に載せられていた火薬の引火による大爆発を食らっても無傷のまま航行できる。


その他の船編集

エディンバラ・トレーダー号編集

『デッドマンズ・チェスト』に登場した貿易船。ベケットからジャックへの敵国船拿捕許可状を手に入れたエリザベスが密かに乗り込んだ。その後、フライング・ダッチマン号から鍵を持って脱出したウィルを救出するが、鍵を取り戻すためにデイヴィ・ジョーンズが呼んだクラーケンによって沈められてしまった。モデルはバウンティ号。

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