最後の海賊
さいごのかいぞく
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの第5作。
2017年公開。
監督はヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
前作・前々作からかなり時間が経過しており、ウィル・ターナーとエリザベス・スワンの息子であるヘンリー・ターナーが青年の姿で登場する。
フライング・ダッチマン号の船長であるウィル・ターナーのもとに、彼の息子であるヘンリー・ターナーが訪れる。
父の呪いを解く鍵が「ポセイドンの槍」だと知ったヘンリーは、その手がかりを知るであろう海賊ジャック・スパロウを探すことにする。
それから数年後、青年に成長したヘンリーはイギリス海軍の船の乗組員になっていた。
しかし船は「魔の三角海域」に突入してしまい、幽霊船の船長アルマンド・サラザールによって乗組員は皆殺しにされてしまう。
ヘンリーのみ、ジャックへの伝言係として生かされた。
一方のジャックはというと、魔女の疑惑をかけられた天文学者カリーナ・スミスとともに処刑されかけていた。
(一応)主人公。59歳。前作の『命の泉』以降悪行が失敗続きな上にブラックパール号もボトルシップのままで懸賞金もたったの1ドル。挙句北を指さないコンパスを酒と交換したせいで大変な事態を招いてしまう…
黒ひげからアン女王の復讐号を奪い、金銀財宝に囲まれ悠々自適に暮らすジャックの宿敵。今回もまたジャックのせいで散々な目に会うほか、とんでもない運命の悪戯に巻き込まれる。
ウィル・ターナーとエリザベス・スワンの1人息子。実質今作のもう1人の主人公とも言えるポジションで、父親の呪いを解くべく伝説と謳われる『ポセイドンの槍』を探す。
知識に長けた謎多き女性。今作のヒロインで、ポセイドンの槍と顔も知らない父の行方を探っている。
ジャックと因縁の関係を持つ今作のディズニーヴィランズ。魔の三角海域に閉じ込められていたが、ジャックがコンパスを捨てたことで海域から抜け出し行動を始める。
イギリス海軍大尉。功名心や敵愾心が異常なまでに高く、脱走したジャックや魔女と罵るカリーナ、そして彼女を逃したヘンリーを執拗に付け狙う。
動物を生贄に魔術を行う魔女。中立的立ち位置なため仕事の依頼は誰であろうと引き受ける。
1作目からのジャックの相棒…なのだが今作では失敗続きのジャックにとうとう愛想を尽かし彼の下を去ってしまう。
デイヴィ・ジョーンズの心臓を刺したことで新たなフライング・ダッチマン号の船長になった男。長年海の中で生活していたせいか、ジョーンズほどではないものの体にフジツボが張り付くなど異形に近しい姿になってしまっている。
陸で10年に一度の夫の帰りを待ち続ける1作目のヒロイン。今回はラストに少しだけ登場する。