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ヘクター・バルボッサ

へくたーばるぼっさ

 ヘクター・バルボッサとは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの登場人物である。
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演:ジェフリー・ラッシュ

吹き替え:壤晴彦


概要

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの主人公ジャック・スパロウのライバル的存在の海賊。伝説の海賊の一人であり、カスピ海海賊王とされる。

ジャックとはシリーズを通して敵対し、時には共闘する関係。常にペットであるのジャック・ザ・モンキーを肩につれている。


残虐にして狡猾、恐れを知らない大胆さに経験を併せ持つジャック以上に海賊らしい海賊。

芝居がかった大仰な言い回しを好み、人前では思慮深い紳士的な態度を取るが、グズな部下への扱いは荒く略奪、破壊が生きがいで悪知恵も働くという典型的な悪党。


一方で茶目っ気も忘れず、状況次第では素人やかつて殺しあった相手であろうが、迷わず手を組む柔軟さも持ち合わせており、ちゃらんぽらんなジャックよりリーダー及び戦闘者としての技量にも秀でている。


何より、シリーズにはジャック含めた奇人変人や思慮が浅く後先考えずに動きがちな若者も多く、更に部下の海賊たちは頭の中まで筋肉が詰まっている荒くれ者ばかりという状態のため、滅茶苦茶な行動で場を引っ掻き回しては混沌を呼ぶ彼らと比較すれば、(あくまで相対的にだが)作中屈指の常識人と化している事もしばしば。


好物は青リンゴとカスピ海産のキャビア。特に前者は口にしているシーンが多く、第一作で元の身体に戻った時の悲願もリンゴを腹一杯味わうことであった。

その独特の魅力を持つキャラクターから、ジャックとはファンの人気さえも二分している存在である。


各章の動き

元はジャックに雇われブラック・パール号で一等航海士を務めていたが、反乱を起こし、彼からパール号を奪って自決用の拳銃一丁と共に無人島へ置き去りにするという屈辱を味わわせた。

そして裏切りの理由でもあるアステカの金貨を見つけて独り占めし、湯水の如く使い呆けたが、他の船員共々その金貨の呪いにかかって生の喜びを感じられぬ異形の不死者となってしまう。


その後は呪いを解くべく、ばら撒いてしまった金貨を手段を選ばず回収する10年間を過ごし、ある晩ジャックも流れ着いていたポート・ロイヤルを、最後の金貨を求め襲撃。

提督の娘・エリザベスを"取引の結果"として浚い、助けに来たジャックやウィルも返り討ちにして再度無人島に置き去りにするが、彼に唆された海軍と全面戦争をする事に。

最終的に呪いすら利用したジャックの機転によって、自らの不死が解けると同時に、因縁の拳銃で撃ち殺され斃れた。



「教えてくれ。俺の船はどうなった?」


2年後、デイヴィ・ジョーンズに敗北し、船の墓場に幽閉されたジャックを救う為の船長役としてティア・ダルマの魔術により復活。

ラストシ-ンに登場し、ウィル達や初見の視聴者を驚かせた。

因みにこのシーン、バルボッサの登場は他の俳優には一才告知されていなかったため(アナマリアという1作目にも出演した女海賊が登場すると聞かされていた)、バルボッサが登場した際、演者達は素で驚いたとか。


冒頭でエリザベスと共にシンガポールの大海賊、サオ・フェンの元を訪れ、海賊長評議会の招集とデイヴィ・ジョーンズ・ロッカーに囚われていたジャックの救出を主張。その後ウィルやエリザベス、乗組員達と共に世界の果てから黄泉の世界へ乗り込み(この時に2度目の死を迎える)、ブラックパール号やジャックと共に現世へと帰還する。ちなみに船長としての主導権を巡ってジャックと小競り合いを繰り返す一幕も。

その後海賊側のリーダー格として一同を率いるまとめ役となり、海賊評議会を招集。ディヴィ・ジョーンズへの対抗策としてカリプソの開放を主張し作戦を実行するもあえなく失敗。その後はフライング・ダッチマンとの最終決戦にも参加し、激闘の最中にウィルとエリザベスの結婚立ち合い人になる。

そして主人公達と共に戦い抜き、ジョーンズ及びベケットを滅ぼす事に成功した。


蘇生の契約を果たした後は再びジャックを出し抜いて港に置き去りにしパール号の船長に返り咲いたが、宝の地図はまんまと切り抜かれていた。


16年の間で最悪の海賊・黒ひげによる"海賊の矜持"に反しまくった攻撃でパール号を奪われ、側近や片脚も失い義足になってしまう(ちなみに義足の中にちゃっかりラム酒を仕込んでいる)。

その落とし前をつけるべく英国王に私掠海賊として仕え、似合わない貴族スタイルに変貌。

ジャックから転身を咎められた際に「勝つ側について何が悪い?」と言い返しているが、実は前作『ワールド・エンド』で正反対の立場から発言していたりする(東インド会社との合従連衡を主張し「負ける側についても何の得にもならん。勝つ側につかねば!」と強弁するサオ・フェンに対し「海賊が負ける側か…」と呆れていた)。

捕らえられたジャックと共に生命の泉捜索命令を受け、一個師団を率いて出奔する。 途中、スペイン軍と邂逅し怖気づく乗組員を言葉巧みに鼓舞するシーンは彼のカリスマ性がよく表れている。

最終的に黒ひげへの復讐を果たして彼の船と魔剣を手に入れ、再び普通の海賊稼業を再開した。



「俺の宝だ」


10隻の大艦隊を率いる海賊として活動しており、金銀財宝の山に囲まれた優雅な生活をしていた。

しかし、復活したサラザールによっての自身の海賊として地位が危うくなることを悟り、「ポセイドンの槍」を手に入れ彼を倒すべく、ジャックと共闘しパール号を復活させる。


その道中、ジャックと同行していた女性カリーナ自身の実娘であることを知り、激しい動揺と彼女への愛情を覚える。その後、「ポセイドンの墓」のカリーナたちを救出すべく錨に乗って海底へ赴き、その最中彼女に実の父であることを伝える。執念で追いかけてくるサラザールから娘を守るため、最期は優しい笑みを浮かべ、カリーナに上記のセリフを言い残し、サラザールを道連れに海の中に消えていった。


シリーズを通して計3回死んだバルボッサ。一度目は悪の海賊として、二度目は海賊長として、そして三度目は娘を守る父親としての姿で海に消えた。


関連項目

映画 パイレーツ・オブ・カリビアン ジャック・スパロウ


カリーナ・スミス:実娘

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