概要
一般的に乗用車の付加価値として、スポーツ走行の適応度も含めた走行性能、座席シートや開閉する屋根などの贅沢な装備の快適性、車種やメーカーなどのブランド性などがある。
"高価格"の定義は難しいところだが、エントリーグレードで車体価格400万円台以上の乗用車は高級車の部類に入れても良いと思われる。
基本的には、構造上最も快適性に優れるFRセダンやスポーツ走行向きの4WDクーペである事が多く歴史も長い。近年はクロスカントリー車やSUV、ミニバンのかなり豪華な仕様車も増えている。
大衆車ブランドのプラットフォームや車体を流用することは珍しくなく、そうした車種は大衆からバカにされることもある。
しかしこれは中身よりブランド力がモノを言う、贅沢品としての高級車の持つ文化と言える(他のブランド品、例えば服も似たようなものである)。
フェラーリ、ランボルギーニといった本格レース仕様のいわゆる「スーパーカー」と呼ばれる車種も、新車でも中古でも市販で出回れば高級車である。
基本的に長持ちするようボディや部品の耐久性や、事故防止や事故時のダメージ抑制のための安全性の面でしっかりと作り込まれている。そのため中古で買う場合、車種やコンディションによっては現行の中級車以下を買うよりもかなり得をするケースもある(ただし先進運転支援技術は一昔二昔前のものである点は留意する必要がある)。
後輪駆動車が豊富なため、アマチュアの競技やチューニングカーのベース車両に用いられることが多い。