概要
ゴウザウラーを母体にマグナザウラーがバックパックと脚部、グランザウラーを翼の延長部、両腕、胸部、腰部となった大合体。ゴッドライジンオーやグレートガンバルガーとは異なり、合体ロボとしてはエルドランが事前に準備していたものではなく子供達自身が作り上げた代物。この辺は後のダイゲンブに続いている。
合体機構は洗練されており、盛大に余剰パーツの山ができたグレートガンバルガーに比べ余剰パーツは各ロボットの手持ち武器やコアロボ頭部、ザウラージェット機首程度に抑えられている(2018年・2019年・2020年にそれぞれ発売したHGのゴウザウラー・マグナザウラー・グランザウラーのプラモデルには余剰パーツを格納する専用パーツが各形態ごとに用意され散らばらないよう配慮されている)。合体構成も2号ロボのマグナザウラーの時点ではどのパーツになるか解明しにくくなっているが(前作では2号ロボの時点で判明してしまっている)、その分3号ロボであるグランザウラーに合体構成の負担がかかっている。合体機能自体はそこまで凝ったものではなく、前作のグレートガンバルガーと比べても複雑ではない。
エンジン王がギルターボと巨大結合した合体機械化獣に対抗する為に教授がひそかに考案した強化形態。だが、プログラム事態が不十分で最初の合体は機体が重なりあう歪そのもので、周囲に詰られた挙げ句にグレてしまう。しかし、秀三の父から工夫を入れて修理されたパソコンを見て考え方を改め、弥生先生を含めた全員との団結で完成させたVer.2によりこの姿となる。
合体形態でも一際大きく、元々火力にものを言わせる遠距離攻撃を更に上昇させ一面を焦土と化するが、エネルギーの消耗が極端に大きく、関節機構も丈夫でない弱点がある。元が校舎であるがための欠点とも言えるか。
合体するにはザウラーズのメンバー全員が所定の位置に付き、尚且つザウラーブレス、ザウラーチェンジャーも揃っているのも条件で、合体できず危機に陥ることも多々ある。また、終盤には機械神に操縦系統を乗っ取られ、機械化帝国の手先にされてしまったことや内部にエンジン王の侵入を許し、中島先生を拉致されたことさえある。
ただし合体さえできればパイロットが所定の場所に着いていなくても良いらしく、機械化された拳一が外へ飛び出して敵を内部から破壊している間、機体の操縦はしのぶが行っていたことがある(キングフィニッシュもしのぶが出したため、このときだけは必殺技バンクが少し違う)。
のちに原子王がギルターボの頭部に蓄積されたデータを元に複製したダークゴウザウラーも登場、恐竜時代編のボスとして激闘を繰り広げる。
ダークゴウザウラーというものの実際にはキングゴウザウラーのダークバージョンであるが、2019年にはゴウザウラーのダークバージョンのダークゴウザウラーがプレミアム販売されており名称的にややこしくなっている。
最終局面では残った春風小の校舎そのものを増加装甲にしたガクエンガーにパワーアップ。防衛軍の開発した物質復元装置を取り込んでいることから機械化された物体を元に戻す能力を持っており、この能力で太陽系を元に戻した。続く機械神との最終決戦で装甲は破壊されたが、中のキングゴウザウラーは無事で、必殺技で決着をつけている。
その後、クラスの一員として卒業証書を与えられたところでエルドランの元に戻ることになり、ザウラーズの元から去っているのだが、このときエルドランは校舎ごと持ち去ってしまったため結局校舎を改築する羽目になった。
基本データ
全高:70.8m
重量:366.0t
最大出力:1800000馬力
最大地上走行速度:1620km/h
最大飛行速度:M9.8
装備
- キングブレード:キングゴウザウラーの背丈をも超える長さの大剣。キングレコードではないので注意。
- キングタイタン:胸(グラントプスの頭部)のツノから発射される光弾。
- キングバズーカ:両肩にある連装砲。元はグランバズーカ。
- キングショット:脚部にあるキャノン。元はマグナショットのパーツ。
- キングランチャー:肩と前腕に装備されたミサイル。
技
- ザウラーキングフィニッシュ:恐竜のエネルギー波で敵をホールドした後キングブレードで叩き切る必殺技。
- キングスパルタン:キングショット、キングランチャー、キングバズーカを同時斉射する。