概要
ジャークサタンと邪悪獣イカルダーの拘束で絶命のピンチに陥った仁たち3人が操縦するライジンオーが、バクリュウオーを本当の仲間だと言う仁の正直な気持ちに答え、更なる力を提示した形態。大きさはライジンオーの上に剣王が乗っかった程度である。
ライジンオーコクピット内の仁が操縦する操腕レバーの両脇から出現する起動レバーと、防衛組司令室のひろしの席に出現する大型レバーを同時に操作。合体に際しては一端バクリュウドラゴンへ変形、相手の攻撃を回避する為に雲海高く上昇させる必要がある。バクリュウドラゴンが分離し、ライジンオーの手足に装着、最後は自ら冠を被って完成(この演出は後にパーフェクトダイテイオーにも継承)。
しかし、エネルギー消費がライジンオー以上に悪化しているのが欠点。エネルギーが切れると合体を維持できなくなり、強制分離する。普段、地球上で戦っている限りはバクリュウオーが自然エネルギーの変換機能を持つため問題にはならないが、五次元世界に行く、バクリュウオーが故障するなどの理由でその能力が失われると途端にこの問題が露呈してしまう。第50話では戦闘中にこの問題が露呈してしまい、絶体絶命のピンチに陥った。
邪悪獣コドモスキーに幼児化されてしまったコクピット内の3人が同時に起動レバーを操作させた事もあり、その際は司令室から遠隔操作した。
ライジンオーは人格を持たないので表情が変わることは本来ないはずだが、OVAでジャークサタンと合体技を出したときはなぜか表情が変わっていた。理由は不明。
基本データ
全高:41.0m(頭頂高:39.0m)
重量:116.0t
走速度:時速1200.0km
最大飛行速度:M22
最大出力:83万馬力(パイロットの精神状態によって設定以上の出力を発揮する)
武装
- ゴッドライジンバズーカ:バクリュウカノンが変形した手持ち武器。両脇からグリップが出現し、砲身が伸びて完成。
- ゴッドライジンシールド:バクリュウシールドが変形した盾。使用したのは数回程度だがかなりの防御力を備えている。玩具ではシールドの上にライジンオーの胸部を乗せて再現しているが、劇中では簡略化されている。
- ゴッドライジンソード:登場はスーパー邪悪獣出現以後。 シールドから刀身が出現し、攻防一体の武器となる。元ネタは勇者ライディーンのゴッドブレイカー。OVAではジャークサタンとの協力でフルパワーを上回る出力を発揮し、ジャークルシファーをゴクドーの要塞諸共吹き飛ばした。
- ゴッドライジンブーメラン:ライジンオーの翼をブーメランとして飛ばし切り裂く。
- ゴッドハイパーフラッシュ:胸のクリスタルから結晶型のエネルギーボンバーを出現させ、それをぶつける。ライジンフラッシュの数倍の威力を持つ。
必殺技
- ファイナルファイヤー:ゴッドライジンバズーカによる砲撃。発射するときは両手で抱え込むようにホールドする必要がある。
- ハイパーサンダークラッシュ:重力波で敵をホールドした後、ゴッドライジンソードで切り裂く。ゴッドサンダークラッシュの数十倍の出力を持ち、最大出力では皇帝ワルーサを一刀両断する威力を見せた。
余談
トミー初のグレート合体だが、可能な限り余剰パーツを残さずに合体した結果、高下駄で巨大な冠を被ったアンバランスなフォルムとなってしまっている(全高もライジンオーの25mから41mと1.7倍ほど巨大化している)。そのため次作では余剰よりもプロポーションを取る合体コンセプトとなった(しかし今度はプロポーションに振りすぎて大量の余剰パーツが出たので、第3作でようやくスタイルと余剰パーツのバランスが考慮されるようになった)。一応アニメ本編でもバンクシーンの間は玩具とさほど変わらないように見えているが、合体完了時にフォルムがガラッと変わっている。
2006年に発売されたBRAVE合金ではバランス調整のため若干パーツ配置を変更、高下駄感をなくすことに成功した。
2019年発売のモデロイド(グッドスマイルカンパニー)ではパーツ差し替えでゴッドライジンオーを再現、劇中のプロポーションに則したモデルとなっている。
関連タグ
グレートガンバルガー キングゴウザウラー パーフェクトダイテイオー
グレートエクスカイザー…合体パターンが似通っているうえに合体音楽のイントロ部分が似るという現象が起きた。しかも初登場時のサブタイトルがほぼそのまんま(エクスカイザー「出た!超巨大合体」ライジンオー「出た!超無敵合体!!」)なことも拍車をかけている。