グレートエクスカイザー
ぐれーとえくすかいざー
CV:速水奨
空中分割した『ドラゴンジェット』が『キングエクスカイザー』の全身を覆う形で『超巨大合体』した姿。元々は合体する機構は皆無で、太古の地球に来訪していた『宇宙警察』は様々な遺物を残しており、ナスカの地上絵には『古きカイザーソード』を封印、『ドラゴンアーチェリー』と組み合わせた『巨大なカイザーソード』の機能を付与され、その存在に気づいた『エクスカイザー』が、合体を成した。
絶大なパワーを誇り、基本的に両手に振るう剣を片手で扱い、時には剣と弓の二刀流で戦闘を行う。必要に応じ、『キングエクスカイザー』と『ドラゴン』への分離、再合体と臨機応変に対応。
その殆どが『ドラゴンカイザー』の状態で『キングローダー』を召喚して合体を行うが、『エクスカイザー』でジェットとローダーを同時召喚、『キングエクスカイザー』がジェットを呼ぶバリエーションが見られた。
旧タカラ版
この合体が後付けであることもあり、当時品あるあるではあるが頭でっかちで非常にずんぐりむっくりとした体型で箱感も強い。
しかし、このスタイルは当時だからこその唯一無二の物であり、スタイリッシュな他社製フィギュアが発売されて尚、現在もこのバージョンを愛好するファンも多い。
頭部は劇中ではモーフィング変形となるが、こちらは上からメットを被せるタイプとなっており、実は差し替え無しで頭部変形を実現しているのは本品のみだったりする。
なお、当時品のメッキは材質が脆いこともあり、グレートエクスカイザーに合体させる際に失敗して角を折って泣いてしまった子供は数知れない。
ユージン版
2002年にトレーディングフィギュアやUFOキャッチャーの景品を製造しているユージンの塩ビ製フィギュア。
変形合体は完全にオミットされており、当時品としては非常にスタイルが劇中に近かったことからそれなりに売れた模様。
ただし、これも旧品あるあるではあるが現在は関節がヘタってしまっている物も多い。
MP版
2005年に発売されたマスターピース版。若干体型に難はあれど当時品と比べると非常にスタイリッシュに仕上がっており、尚且つ劇中通りに変形合体をするグレートエクスカイザーとしては決定版として現在も語り継がれている。
ただし、変形合体をするとより可動範囲が狭まってしまうことやマスクがそれほど劇中と似ていない点が欠点として挙げられる。
コトブキヤ版
2020年に発売されたプラモデル。変形合体はオミットされているが、その分最も劇中にプロポーションが近く、現時点でプロポーションという面では決定版として挙げられている。
また、当時品はダイノガイストのサイズが小さかったが、こちらでは同じスケールで商品化されたため、劇中の激闘を再現できるといった点も非常に評価されている。
人気の品ではあるものの、再版が行われていないため現在ではプレ値になって入手困難なのが惜しい点か。
SMP版
2022年に発売されたプラモデル。一応変形合体はするがドラゴンジェットはカイザーになれないという仕様。
コトブキヤとの差別化の為か非常にスタイリッシュなアレンジが行われており、デザイン自体は非常にカッコいい…が、品質管理が上手く行っていなかったのか塗装が雑な物が多い上に材質が脆く、異常なまでにポロリをするストレスフルなキットとして悪名高く、合体すると良点である可動も阻害されてしまうという踏んだり蹴ったりな状態となってしまった。
超合金魂版
キングエクスカイザーもドラゴンジェットも参考出展されている…が、実は企画当初はキングエクスカイザーのみが発売される予定であり、後からグレートにもできるような仕様にする指示があったためにキングエクスカイザー側の設計を大幅に見直さなければならなくなり、現在も変形合体すると告知だけはされているものの、グレートエクスカイザーとしての出展は行われていない。