キングローダー
きんぐろーだー
エクスカイザーのサポートメカの一つである、大型のトレーラー。
通常は異次元空間にて待機しており、ガイスターロボなど体格差のある敵や、エクスカイザー単体では対処困難な状況に際し、彼の呼びかけにより地の果てから出現。上部甲板を展開した飛行形態「フライトモード」を経て直立展開し、エクスカイザーを機体内部に格納することで、キングエクスカイザーへの巨大合体を完了する。
車体前部の左右に備わっている、コックピットと思しきブロックは格納も可能で、それと入れ替わりにジョイントを出すことにより、ビークル形態のエクスカイザーと連結することもできる。オープニング映像では毎回登場するこの牽引形態だが、作中でも一度だけこの状態で地上を走行したこともある。
物語後半、花火大会を狙ったガイスターとの戦闘の際、出現直後にサンダーガイストに足止めされた上、至近距離からのミサイル攻撃により大破。これにより、修復までの間一時的な戦線離脱を余儀なくされ、もう一つのサポートメカであるドラゴンジェットに出番を譲る格好となった。
タイフーンバスターの一件で復帰を果たしてからは、状況に応じてドラゴンジェットと使い分ける形で運用されるようになった。
実際に制作された作品では、エクスカイザーのサポートメカとして位置付けられているキングローダーだが、企画段階の最初期においてはそれだけに留まらず、キャリアカーとしてビークル形態のマックスチームを搭載したり、さらにエクスカイザーの代わりにコア形態に変形した彼等とも合体できるという、よりプレイバリューの高いギミックも考案されていた。
エクスカイザーのサポートメカという位置付けと、基本的な変形機構やスタイリングが固まってからも、コックピットブロックの形状や側面カバーの有無など、様々な部分で度重なる修正が加えられており、カラーリングも黒と黄色を基調としたものとされていた時期もある。