「お嬢ちゃん。お前がいねェと、親父が真剣に金作らねェんだ。一緒に来てもらうぜ」
「あっさり諦めちゃ、金貸しはやってられねェ!」
概要
シュモクザメに似た風貌をしたロンダー囚人。30世紀において悪質な取り立てを行ったため圧縮冷凍の刑に処されていた。
ドルネロ曰く「人質をとって死にもの狂いで返させる」のがやり方らしく、また相手に愛用のステッキで暴力を振るうことも辞さない、悪質な取り立て人。人間態は初老の男性で、ステッキを回すのが癖。
活躍
21世紀では闇金融会社「にこにこ鬼金ローン」を創設、自身は社長・鬼金という人間態で取り立てを行っていた。
病気で亡くなった妻の治療費の為に借金を背負った、焦げ付きの1人である桜井久志を捕らえ(彼の傷から、かなり暴行を加えられたことが察せられる)、彼の娘のエミリを人質に取らんと狙う。
とある路上にてトラック運転手を暴行してエミリが朝霧山に向かっていることを突き止め、自身も高級車で追いかけ、2人に追いついた際に正体を現す。
タイムブルー相手に自動車すら押しのける怪力や右手の銃で応戦するも、エミリが父とブルーを護らんと差し出した思い出の「宝石」(実際は河原遊びに行った際に亡き母から「宝石みたい」と言われただけのただの石だが、次に家族で来た際の標にしようとしてそれきりになった思い出の石)を一蹴、彼女に手をかけんとするも、父を殺されたくない思いから亡き母との思い出を差し出す姿を侮辱する行為がブルーの逆鱗に触れ、怒りの猛攻の末にベクターエンド・ビートXを受け敗北。
その後圧縮冷凍されまいと巨大化抑制シールを剥がして巨大化。
シャドウアルファを投げ飛ばすという活躍を見せるが、ブイレックスロボのレックスパンチに怯み、最後はマックスブリザードとブリザードスラッシュを同時に受け圧縮冷凍された。
余談
モチーフはシュモクザメだが、お金つながりでカネゴンもモチーフとなっている。
Vシネマ『未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ』では彼の双子の弟レアルが登場している。
人間態を演じた堀田眞三は、仮面ライダーシリーズやメタルヒーローシリーズを始め、数多くの特撮作品に出演しているが、スーパー戦隊シリーズの出演はこの役だけである。
また声を演じた戸谷公次も(後に仮面ライダーになった息子を持つものの)スーパー戦隊どころか東映特撮にはこの役一度きりの出演となっている。