概要
アメリカ軍は、火炎放射器代わりとなる焼夷兵器としてベトナム戦争で試験運用された試作のXM191ナパーム弾ロケットランチャーを基に設計されたのが、携行ロケットランチャーのM202である。
特徴
四つある砲身が特徴であり、そこに焼夷弾を装填することができる。焼夷弾だけでなく対戦車ロケットを発射することももちろん可能である。焼夷弾の燃焼剤は、ナパームと誤解されるが実際にはTPA(増粘自然発火性剤)が使われている。
発射時に強い白色の光を発しガソリンやナパームより高温であるため、この光は非常に激しく距離によっては直接火に晒されずとも熱放射だけで火傷を引き起こす危険がある。
近年では、M202は弾薬がかさばる等使い勝手が少々悪いためあまり運用していない。
余談
M202は、コマンドーやバイオハザード等の映画やゲームなどに多く登場しているため、知名度は比較的にある。