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フェリックス・ミッターマイヤーの編集履歴

2020-09-12 17:03:37 バージョン

フェリックス・ミッターマイヤー

ふぇりっくすみったーまいやー

田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』の登場人物。

概要

田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』の帝国側登場人物。


ローエングラム王朝随一の宿将・オスカー・フォン・ロイエンタール元帥を父に、ゴールデンバウム朝末期に帝国宰相・クラウス・フォン・リヒテンラーデ公爵の一族・エルフリーデ・フォン・コールラウシュを母として生まれるが、正確な生年月日は不明となっている。

しかし、ロイエンタールと、彼の主君・ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥(当時・帝国軍宇宙艦隊司令長官)は、リヒテンラーデ公を帝国軍宇宙艦隊副司令長官・ジークフリード・キルヒアイス上級大将を暗殺した罪で自殺を命じられ、10歳以上の男子も大半が処刑されたことにより、一族は大逆犯の汚名を着せられることとなった。

リヒテンラーデ公は老獪な政治家であり、陰謀家としても知られていたが、このときのキルヒアイス上級大将暗殺には関与しておらず、これらの逮捕・処刑はローエングラム独裁体制の建設が目的であった。


これらの事情をもちろんエルフリーデが知るはずはなく、彼女はローエングラム王朝成立前後に帝国軍統合作戦本部総長・オスカー・フォン・ロイエンタール元帥の愛人の1人となった。


ロイエンタールが、いつエルフリーデに自分が一族の仇であることを教えたかは不明である。

が、事実を知らされたことにより2人は険悪となり、エルフリーデはロイエンタール邸を去った。


それからしばらくして、エルフリーデはルビンスキー一党に保護されるが、子どもを生んだ前か、後かは前述のとおり不明である。


新帝国2年、帝国に反乱を起こし、敗れたロイエンタールは致命傷ともなりうる重い傷を負いつつも任地の惑星ハイネセンに帰還、青ざめてはいるものの彼の表情は平時と変わらなかったという。


死に臨むロイエンタールにエルフリーデは会い、ロイエンタールは子どもを盟友・ウォルフガング・ミッターマイヤーに預ければいいと話し、彼女は男の言うとおりにした。


ミッターマイヤーもまた友人の遺言に従い、皇帝秘書官・ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフにとりなしを依頼、快諾を得ることに成功したまではいいが、ヒルダに・・

 「私はかまわないのですが、奥さまはいいのですか?」と言われてしまう。

失念していたミッターマイヤーは、あわててロイエンタールの遺児と友人の従卒・ハインリッヒ・ランベルツを自宅につれ帰る。

 「ロイエンタールというキャベツ畑からもってきたんですね」

と、優しく微笑むエヴァに、ミッターマイヤーも恐縮せざるをえなかった。

両目とも碧眼のロイエンタールの遺児はフェリックスと名づけられた。


新帝国暦3年7月24日、皇帝・ラインハルトの病状が悪化、危篤状態となった。

一時的に意識を取り戻したラインハルトはミッターマイヤーにエヴァとフェリックスをつれて来るよう依頼、皇帝の枕頭でフェリックスは新皇帝・アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラムに忠誠を誓った。

日づけが変わったその夜、皇帝・ラインハルトは崩御、宮廷があわただしく動くなか、ミッターマイヤー夫妻は息子の「ファーター(お父さん)」という言葉を聞くこととなった。


幼いながらも、皇帝の友人になることを定められているだけでなく、ロイエンタールの血を引き、ミッターマイヤーに養育されることにより名将になることも期待されている。

ミッターマイヤーは大きくなったら、誇り高い父のことも話し、「ミッタ-マイヤー」「ロイエンタール」いずれかの名を名乗らせてもいいと考えている。

関連タグ

銀河英雄伝説

オスカー・フォン・ロイエンタール エルフリーデ・フォン・コールラウシュ

ウォルフガング・ミッターマイヤー エヴァンゼリン・ミッターマイヤー

アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラム

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