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アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラム

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アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラムは『銀河英雄伝説』の登場人物である。(メイン画像真ん中の赤子。)

概要編集

田中芳樹原作の小説「銀河英雄伝説」に登場する銀河帝国サイドの登場人物。

ローエングラム朝銀河帝国初代皇帝・ラインハルト・フォン・ローエングラムの嫡男。


新帝国暦2年、皇帝・ラインハルト弑逆未遂事件が起きる。

事件は皇帝親衛隊副隊長・ユルゲンス大佐の活躍により犯人は皇帝が近くを通り過ぎる前に逮捕されたが、問題は犯人の素性にあった。

犯人は3年前の(旧)帝国暦487年に起きた「ヴェスターラントの虐殺」の生き残りの男で、間接的に共謀した当時の帝国軍宇宙艦隊司令長官・ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥と、貴族連合軍総帥・オットー・フォン・ブラウンシュバイク公爵を恨んでの犯行だった。

犯人の素性を知ったラインハルトは衝撃を受け、処刑を主張する軍務尚書パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥と帝都防衛司令官兼憲兵総監・ウルリッヒ・ケスラー上級大将の意見に対し明確な処分を定めることはなかった。男は憲兵隊に逮捕・勾留され、その夜のうちに自殺した。

その夜、1人になることを恐れたラインハルトは、皇帝秘書官・ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ伯爵令嬢と一夜をともにする。


しばらくしてヒルダが皇帝の子を宿していることが判明し、翌新帝国暦3年、ヒルダは皇帝・ラインハルトの皇妃に迎えられた。


5月、地球教の実働部隊が帝都・フェザーン各地で放火テロ事件を起こした。ケスラー上級大将はこれらの事件は皇帝・ラインハルトの妻子を狙うための陽動であると見抜き、仮皇宮・柊館の警護を固める。

ケスラーの指示は、しかし、一歩遅く柊館は炎上、テロリストは皇帝の姉・アンネローゼ・フォン・グリューネワルトとヒルダの前に立ち、銃口を向けた。が、幸いにしてヒルダたちは間一髪の差でケスラー率いる憲兵隊に救助された。

この夜遅く、ヒルダは出産、子が生まれたことを知ったラインハルトは紙くずをいくつも作った末、懐かしさとともに「俗な名前だ、ジークフリードなんて」とつぶやいた。


  「アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラム」


ローエングラム王朝・第2代皇帝の名前である。

ミドルネームは皇帝・ラインハルト、唯一無二の親友・ジークフリード・キルヒアイス上級大将に因んでいるが、一般的にはファーストネームに因み、「プリンツ・アレク」と称される。


ファーストネームについては、ライハルトに「民主主義とは対等な友人を作る思想である」と説き、戦死した後は「(自己保身の為に自分たちの議長を暗殺した同盟の将校たちを指して)奴らが下水の汚泥だとすれば、マル・アデッタで死んだあの老人はまさに山の清水であった」と言わしめた、同盟軍のビュコック提督(ファーストネームがアレクサンドル)にちなんだのでは、という説がファンの間ではある。


新帝国暦3年7月25日深夜、病状が悪化した皇帝・ラインハルトは「わが子に対等な友人を作りたい」として、帝国軍宇宙艦隊司令長官・ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥に、元帥の妻子を呼ぶことを依頼、

フェリックス・ミッターマイヤーは皇帝の枕頭で、新皇帝・アレクサンデルに忠誠を誓った。


日が変わったその夜、皇帝・ラインハルトが崩御しアレクサンデルが即位、即位の礼は「皇帝・ラインハルトの国葬」後に挙行された。

関連タグ編集

銀河英雄伝説 銀河帝国(銀河英雄伝説)

ラインハルト・フォン・ローエングラム ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ

フェリックス・ミッターマイヤー ジークフリード・キルヒアイス

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