概要
『ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー』の第2弾となるシリーズで、2020年よりリリースが開始された。
前年の『トランスフォーマーシージ』は惑星サイバトロンが舞台のため、トランスフォーマー達はサイバトロンビークルに変形していたが、アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のそれをなぞるように、惑星サイバトロンを離れたトランスフォーマー達は漂着した地球の乗り物をスキャンし、それらへの変形能力を得た…という設定になっている。
ロボットモードの外観はかつてのG1シリーズを忠実に再現したものとなり、ビークルモードも旧来のイメージを損なわない程度のアレンジにとどめられている(ただし、メガトロンはアメリカの銃規制によりG1版のような銃への変形が不可能となったため、『トランスフォーマーシージ』と同じく戦車に変形する)。
特徴
タンポ印刷によるウェザリングや足首の可動、各部に設けられた5mm径ジョイントによる組み換え・合体などの基本的な仕様は『トランスフォーマーシージ』と同じで、本シリーズではこれに加えて基地に変形するトランスフォーマーと連動した拡張遊びが提供されている。
国内における扱い
前作に引き続き商品の仕様はハズブロ版と同一だが、アメリカを始めとした諸外国では一般販売品として扱われているグラップルやクリフジャンパーを始めとした大半の商品が日本ではタカラトミーモール限定商品として扱われたことから国内のファンの間に波紋が広がった。中でも低価格帯のマイクロマスターやバトルマスターはその全てが限定販売商品となっており、国内での入手経路が前作よりも更に減ったことに落胆する声もあった。
ラインナップ
マイクロマスター
かつてのG1シリーズ末期の同名の商品をリメイクしたもので、各々が合体してトランスフォーマーに持たせられる武器になる点は『トランスフォーマーシージ』と同一。
バトルマスターズ
TFに持たせられる武器に変形する小型ロボットの総称。本シリーズでは更に他のトランスフォーマーやウェポナイザーと連結できるジョイントが付いており、基地のタラップや滑走路として拡張することが可能。『トランスフォーシージ』と同様に軟質素材製のエフェクトパーツも付属している。
ウェポナイザー
ボディや武装を分解し、他のトランスフォーマーの強化パーツとして装着可能なロボットの総称。本シリーズではアイアンワークスやエアウェーブなどのかつてのマイクロマスターの基地も加わり、これらには新たにロボットモードへの変形ギミック(組み換え式)が追加された。基地モードでは他のトランスフォーマーやバトルマスターズのジョイントと連結して規模を拡張させることが可能。