その他の千鳥について →千鳥
概要
技を開発したのははたけカカシ。第三次忍界大戦時に新たな攻撃手段として編み出した。
雷遁チャクラを手に集め、高速で間合いを詰め敵の体を貫く。
チャージ状態のチャクラがまるで千鳥のさえずりの様に「チチチチ…」と音を発していた事からこのように名付けられた。
カカシの場合はこの技で雷を切ったという都市伝説から雷切と呼ばれる。
だが、技を開発したばかりの頃は波風ミナトに「速く動きすぎて相手のカウンターを見切れずに終わる」とダメ出しを食らい、実際不発に終わっている。
後にカカシがオビトの左の写輪眼を受け継ぎ、相手の動きを読み取ることが出来るようになったことで実戦での使用が現実的となった。
そのため、この技を使えるのは実質的に写輪眼を持つ者に限られる。だが写輪眼を持つサラダがサスケに千鳥を会得したいと言った時に、サスケは千鳥を会得するのには一つ巴の写輪眼では敵の動きを見切る動体視力が足りない為、最低でも二つ巴の写輪眼が必要だと発言しており、例え写輪眼を持っていても一つ巴では、千鳥の使用時に相手のカウンターを見切れない事から、写輪眼を持っていても一つ巴では千鳥を使いこなすのは困難だと思われる。
その後、中忍選抜試験で我愛羅と当たる事となったうちはサスケにカカシが技を伝授した。
カカシ自身はそれ以前にも桃地再不斬にトドメを刺す際に使用している。
この技の欠点は一発使用するのに膨大なチャクラ量を消費するため、撃てる回数が限られる点にある。
サスケの場合は習得したばかりの頃(12歳)は2~3発が限界だった。
また、手にチャクラを収束するまでのチャージにも時間がかかるため、使い勝手があまりよくない点も挙げられる。
しかし物語が進むにつれそれらの弱点は克服されていき、使用頻度の増加と共にさまざまなバリエーションが編み出された。
第四次忍界大戦後はカカシが写輪眼を失ったため、使い手はサスケひとりとなっている。
なお、カカシは写輪眼を得た後にミナトの螺旋丸をコピーし、それに雷遁を組み合わせようと試みたが失敗している。
バリエーション
- 草薙の剣・千鳥刀
草薙の剣に千鳥を流し、殺傷能力を高める。
対象を麻痺させることも可能。
- 千鳥鋭槍
千鳥を槍状に形態変化させた術。
- 千鳥千本
千鳥を針状に形態変化させ、広範囲に射出する。
- 千鳥流し
全身に千鳥を流して纏う術。
触れた敵を弾き飛ばすことができ、地面に触れることで電流を流し広範囲攻撃も可能。
- 千鳥光剣
千鳥を剣状に形態変化させた術。
これ自体が雷遁チャクラの塊であり、十尾の人柱力となったうちはマダラを真っ二つにするほどの斬れ味を誇る。
刃を伸ばすこともできるが、最大5メートルが限度。
- 黒き千鳥
六道仙人から陰の印を授かり、輪廻写輪眼を開眼したサスケの千鳥。
須佐能乎で使用することもできる。
発動の際に通常の千鳥とは違う音が鳴るのが特徴。
なお呪印状態2で使用するものは「忌まわしき千鳥」と称される。
- 風遁雷遁・颶風雷旋丸
PS3『ナルティメットストームレボリューション』におけるナルトとサスケの合体必殺技。
風遁・螺旋丸と千鳥を一つにして敵に叩き込む。
ヒット後、第一部ラストにおける螺旋丸と千鳥の激突時のエフェクトが発生する。
- インドラの矢
ナルトとの最終決戦の時に使用。
九体の尾獣全てから吸収したチャクラを完全体須佐能乎に写して矢に収束させ、更にそれに雷遁を乗せて雷の矢を放つ。
- 建御雷神(タケミカズチ)
名称はPS4『ナルティメットストーム4』から。
炎遁・加具土命を加えた千鳥。
ナルトへの最後の攻撃として放った。
- 雷伝
影分身と二組で雷切を発動、雷撃の筋を結んで対象を両断する。
- 雷遁・雷獣追牙
雷切を雷獣型に形態変化させて飛ばす遠距離系忍術。
一部ゲームでは雷獣走りの術という術名になっている。
- 神威雷切
オビトから万華鏡写輪眼の力を借り受けたカカシが放った最後の雷切。
神威の効果が付与され、当たった箇所を時空間へ飛ばす。
- 雷遁・紫電
カカシ秘伝小説にて、写輪眼を失ったカカシが雷切の代わりに開発。
紫色の雷遁チャクラを生成し、電撃や手刀の強化など補助的に用いる。千鳥と異なり貫通力はない代わり汎用性に優れる。
余談
千鳥で検索すると関連タグで上位に来るのはサスケでもカカシでもなく、なぜかビリビリ中学生の御坂美琴である。(今は関連タグの仕様変更により、この現象はなくなった)
まあ、彼女の場合は電磁波を写輪眼に、10億ボルトの電撃をチャクラ代わりに出来ない事もなさそうだが・・・
モチーフ
日本の戦国時代(安土桃山時代)における武将・立花道雪が所持していた愛刀の銘から取られたものと思われる。
更に、道雪が落ちてきた雷(雷神)を斬ったことから、元の名の「千鳥」から「雷切」へと改められたという逸話は、そのままカカシの逸話にされている。