概要
定められた期限や時間、日程等に遅れて間に合わないこと。
パンをくわえながら全力疾走するのはお約束。
そして角でぶつかるのもお約束。
めったにないからこそお約束。
原因
遅刻といってもその要因は様々にある。
- 寝坊
- 定番の原因であり、一番やっちゃいけないパターン。夜更かし癖のある人は、普段の生活周期を見直しておきましょう。
- 物忘れ
- こちらも定番かつ、やらかし度が非常に高いケース。予定は目に付く場所に書き、逐次確認できるように工夫しておきましょう。
- 交通障害
- その他の要因
- 人助け、喧嘩、(主に自分の不始末による)唐突な家族会議、未知との遭遇、食事で一息ついてついうっかり…… などなど。
遅刻の問題点
当然だが、人間社会で生きていく以上、時間に合わせて行動し、他者との交流を持って労働に従事し、ときに遊興に繰り出して親睦を深め合っていく。
この上で設定した日時に用事を定め、それを守ることでより円滑な社会活動と人間関係を築くことが出来るわけだが、遅刻はこの点を著しく損なう危険を伴う。
範例として分かりやすいのが、社会人の取引先との会合への遅刻だろうか。
先方には既にほかの予定があり、ここで遅刻してしまうとまず会合の時間が減ってしまう。先方も次の予定と会合の時間を調整済みなので、打ち合わせした内容の確認に不備が生じるリスクを負ってしまう。同時に「約束の時間に到着できない」という事実から信用の減退が生じ、遅刻した人への信用が失墜する。
そうなるとよしんば会合に間に合ったとして、相手も納得できる遅刻理由が用意できなかった場合、まず相手からは信用してもらえなくなり、最悪の場合は今後その取引先との契約も絶たれることになる。
一番まずい例として、集団旅行での遅参が挙げられる。
寝坊にせよ物忘れにせよ、既に旅行計画には遅刻している人物も組み込まれており、旅行先で予約した訪問先との先約が既に発生している状態といえる。
特に予約制を採用している場所となると、最悪の場合はキャンセル料の支払いと先方への謝罪の言が必要であり、今後再度の訪問の際に前回の悪印象から断りを入れられることさえある。
航空機への搭乗に遅刻したとなると、便一本の遅れがその後の予定全ての変動につながるため、旅行計画そのものが瓦解し、予定先どころか参加者全員に不利益をもたすことになる。
遅刻ダメ、絶対
大和時間、沖縄時間、海外の事情
……とはいいつつも、それでも地域性からして時間に頓着が薄い困ったケースもある。
日本で言うと、奈良県を中心とした「大和時間」、沖縄県の「沖縄時間」がある。
共に予定時刻を告げて集合した場合、彼らは通達した予定時刻に家を出るのが当たり前となっており、よしんば早めに出発してくれたとしても集合予定時刻に到着することの方が稀という呑気さを発揮する。
海外でも予定時刻を告げると、そこから一時間くらいの猶予を見て到着ことさえ珍しくない。
むしろ日本で常識とされる「5分前行動」こそマナー違反とされ、「せっかちで余裕のない人物だ」と窘められることさえある。
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徳川秀忠:おそらく日本史上最も有名な遅刻者。
宮本武蔵:おそらく日本史上で一二を争う有名な遅刻者。
野比のび太:おそらくジャパン史上いや、世界中で一二を争う遅刻した回数が最も多いことで有名な遅刻常習犯。
磯野カツオ:上述ののび太と互角な勝負ができる常習犯。
綾波レイ:放映当時(1995年)ですら、既に古典扱いであった「パンをくわえて遅刻~遅刻~」をあえて行い、現在二次元世界における代名詞の一人にもなった。
冷泉麻子:重度の低血圧で、240日連続遅刻というギネス級の記録を保持しており、学年主席でありながら留年の危機に瀕していた。戦車道を始めたきっかけも、遅刻200日分免除及び単位3倍という履修特典に惹かれたためである。