「馬鹿!違うだろ!」
CV:河合義雄
登場話:第11話「頭脳獣を噛んだ男」
概要
武装頭脳軍ボルトの頭脳獣の一体。ドクター・オブラーが作り上げた。人間染色体の一部の働きを止める事によって、人間を猿人にする能力があり、ライブマン3人の攻撃も軽々と跳ね返すパワーも持つ。
ケンプやマゼンダにも称賛される出来栄えの頭脳獣だったが、思わぬ邪魔が入る事になる。
活躍
テレビ画面から出現し、ディスコで遊んでいた若者達を襲って、次々にヒヒ人間に変えてゆく。駆け付けたライブマンのライオンパンチ、ドルフィンアロー、ライブラスターも通用せずピンチに追い込むが、そこに毒島嵐という男が現れた。
暴力組織「ニューマフィア」のボスである嵐は、子分達がヒヒ人間にされた事で怒り心頭であり、ヒヒヅノーを散々に叩きのめす。チェーンを首に巻かれ、バイクに引きずられて彼のアジトに連れ込まれたヒヒヅノーは、さらに殴る蹴る、しまいには腕に噛みつくという暴行を加えられて、遂に嵐に屈服して手下になり、命じられるままヒヒ人間と共に銀行強盗を働いた。
「ボルトは危険な相手。そいつを引き渡してくれ」というライブマンの説得に耳も貸さず、逆に襲い掛かる嵐だったが、現われたオブラーに阻まれ、「一体誰に生命を与えてもらったと思っているのだ?」と放った光線で、ヒヒヅノーとヒヒ人間はオブラー配下に寝返った。
ライブマンとの戦闘になるも、「あいつが勝てたんだ、この俺に勝てないはずがない!」とレッドファルコンの鉄拳を喰らい、ファルコンブレイクからのバイモーションバスターで敗北。ヒヒヅノーが破壊された事で、ヒヒ人間達は元の姿に戻った。
ガードノイド・ガッシュのギガファントムで巨大化し、ライブロボのライブロボビームも効かず、右手からの光線で反撃したが、ダブルカノンからのスーパーライブクラッシュで爆散した。
そして一人荒れ狂う嵐はガッシュによって拉致され、次回にドクター・アシュラが誕生する事になる。
ヒヒ人間
ヒヒヅノーに噛まれた者が変化した姿(本編中では「猿人」と呼称されていた)。知能が退化し、しゃべる事ができない。ヒヒ人間に噛まれた人間もヒヒ人間となってしまうため、連鎖的に同族(犠牲者)を増やすことが可能。
作中ではヒヒヅノーと共に銀行に押し入った際、5人のヒヒ人間が1枚ずつ紙を持って「ね」「か」「を」「だ」「せ」と銀行員に見せるものの、ヒヒヅノーに「馬鹿!違うだろ!」と叱責されて、「か」「ね」「を」「だ」「せ」に並び直すというコミカルなシーンがあった。
関連タグ
臨獣バブーン拳ヒヒ…『獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場する、ヒヒモチーフの戦隊怪人の後輩。