五将軍

ごしょうぐん

『三国志』魏書「張楽于張徐伝」に伝がある、曹魏の五大将軍のこと

概要

五将軍とは、三国志における魏の五人の有力な将軍のこと。

五大将、五大将軍などと表記される場合もある。中国では「五子良将」と称される。

早い話が蜀の五虎大将軍のライバルみたいなもんである。

真・三國無双シリーズでは全員が現在プレイアブルキャラクターに昇格しており、Pixivでの五将軍タグのほとんどがこの無双シリーズのキャラの投稿。詳しくは→五将軍(真・三國無双)

由来

正史三国志の作者陳寿は、曹操在世時に最も功績があった将軍として、張遼・楽進・于禁・張郃・徐晃の五人を一つの巻に収録しており、張遼はその筆頭に位置付けられている。これが三国志創作における「五将軍」の元ネタとなった。

一覧

張遼：五将軍の筆頭格。元は最強の武人呂布の右腕。「一騎当千」を正史で体現した。

楽進：古参で一兵卒からの叩き上げ。胆力があり一番乗りで前線で活躍した。

于禁：軍紀に厳格な古参の将軍。しかしその最後は……。

張郃：曹操の宿敵袁紹の元配下。曹丕の時代まで戦い抜いた歴戦の将軍。

徐晃：白頭巾と戦斧の将軍。間者などを用いた情報戦を重視し、ほとんど敗北することがなかった。