概要
『鬼滅の刃』の登場人物、蛇柱・伊黒小芭内と恋柱・甘露寺蜜璃のNLカップリング。
鬼を嫌い、いつもネチネチと人を口撃している伊黒小芭内。
一方、素敵な殿方との縁談目的で入隊した甘露寺蜜璃。
身長差は5cmで、小芭内の方が二歳年上。
どんな人物にも嫌味で上から目線の言葉が多い伊黒は蜜璃にも小言を言っているのだろう、と大方の読者は思っていたが…
しかし実際は
扉絵が空の丼を重ねていく蜜璃を隣で伊黒が優しげに見つめる外食風景だったり、彼女の履いている緑と黒の縞の靴下が伊黒からの贈り物だったり、互いに多忙な合間に文通していたり、と恋愛面においては案外にわかりやすく且つ積極的な交流を持っていたことが判明。
柱稽古編では炭治郎と蜜璃が(一緒にパンケーキを食べるなど)稽古を経て親睦を深めていた事を蜜璃からの手紙で把握していたため、炭治郎への稽古は特に当たりがキツく、稽古終了時には「馴れ馴れしく甘露寺と喋るな」と明確な牽制もしている。
一方、蜜璃も伊黒のことはいい人だと考えているうえ、柱合会議編ではキュンときている。
ただ、伊黒以外もその場にいた大半が対象だった上に、その時のキュンときたポイントは「ネチネチしてて蛇みたい」と蜜璃の人柄を知らなければ誉め言葉か貶し言葉か、判断が難しかったが。
また、おばみつ好きなら公式キャラブックは必見。
蜜璃は同性のしのぶも含め、柱全員にキュンとしているようだが、その中でも特に伊黒と食事をしたり文通をするのが楽しいらしい。また、伊黒は本気で甘露寺に好意を寄せているようである(一目惚れだったらしい)。
そしてノベライズ第二弾『鬼滅の刃 片羽の蝶』も必見。第3話と第5話にて、おばみつを余すことなく堪能できる。
(一部の読者からは、『恋柱にガチ恋柱』という渾名が付けられているとかないとか…)
伊黒の過去、そして甘露寺への感情が明かされた22巻では、上記の「一目惚れ」のより詳細な経緯が明かされた。
伊黒は生い立ち上女性に恐怖や嫌悪感を抱いていた。鬼殺隊の女性隊員のことも、彼女らの入隊経緯や覚悟の痛々しさから別の意味で苦手としていたが、ある日突然甘露寺に話し掛けられる。初対面とは思えないほど自分の家族や飼い猫を熱く語る彼女に伊黒はかなり驚いたものの、甘露寺の明るさや素直さ、優しさがあまりにも眩しく、自分が生まれてから見た何よりも美しいと感じたという。
ここから先、ネタバレ注意
※200話ネタバレ
「私 伊黒さんが好き」
「伊黒さんと食べるご飯がいちばん美味しいの」
「だって伊黒さん私のことすごく優しい目で見ててくれるんだもん」
「伊黒さん伊黒さんお願い」
「生まれ変われたら また人間に生まれ変われたら」
「私のことお嫁さんにしてくれる?」
「勿論だ 君が俺でいいと言ってくれるなら」
「絶対に君を幸せにする」
「今度こそ死なせない 必ず守る・・・」
200話にて、お互いの想いを打ち明け、相思相愛であったことが判明。来世で結婚することを誓い合った。
さらに最終話ネタバレ
現代、生き残った隊士たちの曽孫が青春を送っている世代。
そんな中にメガ盛りメニューで知られる、とある定食屋の話題が。
蛇の置物が置かれた食堂を切り盛りする夫婦、夫はマスク姿で厨房に立ち、妻は笑顔で大盛りに盛り付けられた料理を持ってくる。
その夫婦の姿は…