「ようこそ、セツリの庭へ」
「何故山は高いのか、何故海は深いのか、何故空は青いのか、宇宙の全ては誰が作ったのか……『セツリ』だ」
CV:松岡禎丞
概要
天才プログラマーにして天才デュエリスト。ゴーハ社でも噂になっていたが、幹部の一人ですら、その正体を知らなかった。一人称は「私」で、若干11歳でありながら、その精神は大人びている。
プログラマーとしての才能は本物で、3歳の頃に遊び心でゴーハの衛星を乗っ取って流星群を引き起こし、両親に恐れられた。代わりに与えられた遊びであるデュエルでは連戦連勝し、大会でも難なく優勝した5歳の頃、ゴーハ社にスカウトされた。
市内全域に張り巡らされた地下空間「セツリの庭」の中央管制室「ヘイブン」にて、デュエルの管理と統制を担っていたある日、突如として現れたイレギュラー・ラッシュデュエルを削除しようと考え、カイゾー(のオリジナルデータ)を攫い、ラッシュデュエル誕生の鍵を握る王道遊我(と愉快な仲間達)を招いた。
「セツリの庭」に住むデュエリスト達を倒して自分の居る「ヘイブン」に来るよう遊我達に言い渡す。管理者と言うだけあって「もし6回負けたら完全敗北とみなし、アカウントを抹消して一生取得できなくする」と宣戦布告。
常識にとらわれない独特な感性の持ち主で、何よりも「セツリ」を重んじており、汚い真似をした部下を追放する、実力行使によるアカウント抹消をしない、部下に配慮したギミックを用意する、日が暮れる前に遊我たちに帰宅を促す等、卑怯な事を嫌う真面目で律儀な性格であることが伺える。
また、ミミの申し立てから親子対決となり、結果として「同士討ち=ペナルティ」という形になった際も、卑劣な罠を仕掛けたつもりは毛頭なく、総合データから「安立ミミは王道遊我の仲間」として、あくまでも理にかなった正当な判断を下している(事実、ミミが刺客として交渉を申し立てた際に、この結果を見越して「必ず後悔する」と事前に忠告しており、遊我もそれを理解していたからこそ、ネイルを糾弾することはしなかった)。
ラッシュデュエルを解析している内に、王道遊我の「ロード」に引き寄せられている事を自覚する。そんな中、自らの権限を狙ったトップ・オブ・ヘキサゴン(No.6を除く)にデュエルを挑まれる。
ネイルは自らの中に生じた衝動を形にすべく、リアルタイム・ラッシュデュエル・プログラミングを起動。「ロード」に導かれるままゴーハの幹部を軽く蹴散らし、「セツリ」の先にたどり着いた。それにより、これまでのものとは違う召喚法、マキシマム召喚を開発した。
使用デッキ
「セツリ」を重んじている彼らしく、素粒子論に基づいた名称を持つサイバース族を主体としたデッキ。回転速度を重視しており、手札の入れ替えを繰り返すことで状況に適したカードを手繰り寄せつつ、エースである《天帝龍樹ユグドラゴ》のマキシマム召喚を素早く行い、その圧倒的アドバンテージで対戦相手を蹂躙する。