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GT-Rの編集履歴

2020-11-12 22:09:05 バージョン

GT-R

じーてぃーあーる

日産が販売しているスポーツカー。

概要

日産が製造販売するスポーツカー。


R35型(2007年~)

R35


新しく登場したGT-Rはスカイラインの1グレードではなく単に”GT-R”という独立した車種となり、スカイラインの名は付けられていない。しかし、GT-Rのロゴマークはこれまでのものを引き継いでいたり、スカイライン伝統の「円形のテールランプ」は採用されているあたり、スカイラインの名残を感じさせる。


元開発責任者:水野和敏 (2013年まで)

現開発責任者:田村宏志 (2014年から現在)


エンジンは従来のRB26DETTから、GT-Rの為に専用設計されたVR38DETTを搭載している。

3799㏄の排気量を持つV6ツインターボエンジンで、出力の自主規制が解除されていたこともあり初期型では480馬力、2016年モデルまでは550馬力、マイナーチェンジされた2017年からは570馬力(565馬力)を叩き出す。

もちろんシャシー周りも専用設計のオンパレード。他のクルマからの流用はほとんどない。

エンジンも「」といわれる限られた社員だけがエンジンを組むことが許される。(つまり100%手組エンジン) 匠は匠でも、「シュー」と音をして爆破するやつではない。

しかし、ボディなどはライン生産。


日産は「GT-Rをチューニングをしたら保証から外す」としている。

これは、今までの(とりわけ第二世代の)スカイラインGT-Rの違法改造(ライトチューンでも400馬力近くでたエンジンですし)が横行し、それを阻止するためにハイパフォーマンスセンターでしかGT-Rを整備できないようになっている。

というか、国交省から違法改造防止策として設置するよう言われたらしい。

この決定には改造車オーナーや雑誌等から反発があったが、ユーザーの勝手な改造がメーカー保証対象外になるのは工業製品ではごく当たり前であり、改造を是とする自動車・バイク業界の方が異常なだけである。

そもそも改造のベースとなるのはメーカー保証の無い中古なのだから実質無関係なのだが。

というか改造した時点で保証が消えるのは他の車種でも同じである。むしろサーキット走行しただけで保証が消える(GT-Rの場合は所定の整備で復活させることが出来る)他車種よりも手厚い体制と言えるだろう。

・・・しかし、社外から吸排気系のパーツやエアロパーツなどが販売されている。

もちろん補償対象外になることを覚悟して(?)それらを装着するユーザーも。

また、毎年のようにマイナーチェンジがされており、2009年にはスペックVを追加設定(後に廃止)、2010年には外装が変更されたほか、エンジンの出力が530馬力まで向上、2012年は550馬力にまで出力が向上している。

同年には水野和敏氏率いるGT-R開発チームでニュルブルクリンク24時間レースにほぼ市販車と同じ状態で参戦し完走するといった偉業を達成、これによりファンの間では2013年モデルが最も完成されたGT-Rと言われた他、R35型の限界を見出してしまったとも言われている。


ちなみにR35型はフロントを見ることで大まかにだが年式が分かると言われている。


初期型~2009年まで

日産GTR


2010年~2013年まで

LEDフォグライトを追加


2014年~2016年まで

GT-R R35

前照灯部に稲妻を描くLEDイルミネーションを追加


ビッグマイナーチェンジ(2017年以降)

GT-R R35 2017

2014年モデルからはヘッドランプ・テールランプのデザインを変える程度だったが、2017年に大きくマイナーチェンジされ、日産車共通デザインとなるVモーショングリルを採用、フロント・サイド・リアと細部にわたって形状が変更された。

フロントマスクを大きく開ける事により、空気抵抗、ダウンフォース、冷却性能の高性能化に成功。

またリアフェンダーにnismoフェンダーを採用することにより空力性能が向上。

これによりエンジン出力の向上に成功し、550馬力から565(570)馬力に向上している。

現在の開発責任者・田村宏志氏曰く「集大成」との事。


内装も大きく変更され、ハンドルの形状が六角形を描く形になった他、プッシュエンジンスタートボタンがシフトレバーの側面に配置され、ナビゲーションやドライブポジション調整等の操作性も向上した。


モータースポーツ

レースでも発表されてからすぐにSuperGTに参戦し、シリーズ優勝するなど大活躍。

2009年からはFIA-GT1クラスに、2012年からはFIA-GT3クラスにも参戦。

後者はGT300クラスにも参戦している。

また、ニュルブルクリンク24時間耐久では、グランツーリスモシリーズのプロデューサー、山内一典氏が2011年と2012年にクラス連覇を達成している。


また2014年のSuperGTにてMOTUL AUTECH GT-R(nismo)が王座奪還を果たし、翌年2016年まで3連覇を達成。

GT3ではブランパン耐久2014でクラス優勝を果たし、2015年には総合でドライバーズチャンピオンにも輝いている。またSuperGTのGT300でも、2015年にゲイナーがチャンピオンとなっている。


また2015年にはWECのLMP1-Hに、FFのプロトタイプレーシングカー「GT-R LM NISMO」を投入。30秒で6億円とも言われるスーパーボウルの宣伝枠を1分以上かけて宣伝したが、ル・マンまでに開発が間に合わず、結果LMP2よりも遅いという醜態を晒してしまった。結局参戦したのはこの一戦のみでWECから撤退した→黒歴史


NISMO

2014年の2月には先のジューク、マーチに続いてGT-RにもNISMOが設定された。

タービンをGT3仕様と同じものにし、600馬力という日本車では最大の出力を誇る。

また、足回りやエアロパーツも専用の物を装備しており、ニュルブルクリンク北コースでは『量産市販車』としては世界最速の7分8秒というラップタイムを記録している。


日産以外の"GT-R"

GT(グランツーリズモ)も"R"(レーシング)も、それら自体は高性能グレードを指す単語として自動車業界では広く用いられる単語である。

そのため、他社にもGT+Rを名に持つ車種が存在する。ただし表記はいずれも日産のものと微妙に異なっている。


  • F1でフェラーリに次ぐ歴史を持つマクラーレンは1993年、鬼才ゴードン・マレーによって開発された初の市販車"F1"を発売。これのレース仕様は"F1 GTR"と名付けられ、各地のGTレースで、パワーバランスを破壊するほどの圧倒的な強さを見せた。日本人(関谷正徳)が初めてル・マン24時間総合優勝を果たしたのもこのF1 GTRである。
  • メルセデス・ベンツは1997年のFIA-GT選手権の規定に合わせ、25台限定生産のホモロゲーションモデル"CLK-GTR"を発売している。同社は2015年にも"AMG GT"のエンドモデルにRをつけ、"AMG GT R"を名乗っている。

関連タグ

日産

スカイライン シルビア フェアレディZ セレナ プリメーラ マーチ

ステージア:ステーションワゴンであるが、「オーテックバージョン」と言ってワゴン版GT-Rが存在する。

車なごコレクション:KPGC10、BNR32、R35が擬人化されて登場している。

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