概要
『ウルトラマンマックス』にて登場した概念であり、主人公のマックスはM78星雲から地球の文明を「監視」するためにやってきた文明監視員であった。
だが、地球の衛星軌道から人類の文明を監視している際に見かけた怪獣に立ち向かう青年・トウマ・カイトに“共振する個性”を感じて彼と一体化。以後、彼の力になっていった。
本編内ではほとんど活動内容が言及されていないため詳細が不明な組織であり、文明や人々に牙を向く怪獣や他惑星の侵略者に立ち向かうことに力を貸してはくれたが、同じ星に住む種族間の問題には手を貸さず、終盤の地底文明デロスの事件ではマックス自身が変身しようとするカイトを止めに入っていた(どっちかに味方しても不平等になってしまうから。バーサークシステムに関しては両者とも止められなくなったため干渉している)。監視という面目であればカイトと一体化していること自体ですでに過干渉な気がしなくもないが、ウルトラマンゼノンはそこを追及していないので大丈夫の範囲なのかもしれない(ゼノンが柔軟かつマックスに友情を感じているためからかもしれないが)。
なお、そのゼノンが文明監視員なのかは実は本編では不明。
『ウルトラマン列伝』の公式サイトにて改めてマックスと同じ文明監視員の任務を負っていることが判明し、さらに「文明監視員は、宇宙の様々な場所に生まれる文明がどのように進化し、別の文明と友好関係を結べるかといった動きを見守ることを使命としている」という活動内容が公開された。
だが、結局「文明監視員」の概念は実質的に『ウルトラマンマックス』のみでの登場となり、マックスたちがM78ワールドの正史で登場するようになっても影の薄いまま、であったのだが……
なんとギャラクシーレスキューフォースに所属するウルトラマンリブットがかつて文明監視員だったことが判明。
第一話ではマックスとともに惑星ミカリトに調査に来ており、マックスの会話から文明監視員の任務には不自然な現象を見せる星の原因の調査も含まれている様子である。
またマックスの言葉から宇宙警備隊とは別組織であることが伺える。