ジル・グレイブ
じるぐれいぶ
概要
ゲーム版にのみ登場する、バル・スパロスの強化発展型として開発されたLBXであり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
前身にあたるバル・スパロスと比べ、外見は刺々しい攻撃的なものとなっており、右目には用途の分からないスカウター的なものが付いている。
また、本機の最大の特徴として、ドットブラスライザーやレオローダー、ヴェスパーと同じく、高出力形態の「ラグナロクフェイズ」を搭載している(ラグナロクフェイズ時の能力や発動条件はドットブラスライザーと全く同じ。ただし、ドットブラスライザーと異なり、外見上の変化は殆ど無く、ジーエクストモードの使用も不可能である)。
名前の由来は、おそらくバル・スパロス+ジル・ド・レ(フランスの軍人及び錬金術師)+glaive(剣の様な穂先を持つ槍)だと思われる。
基本装備は、フウマコダチを強化したマルチギミックサック「フウジンケン」。
あちらと同じく風魔手裏剣への変形機構を持ち、固有必殺ファンクション「三連手裏剣」の使用を可能とする。
仮想国「ハーネス」が所有する機体であり、乾カゲトラに専用のセリフが存在している他、ストーリー中盤のイベントにて、ドットブラスライザーらと共に本機のパーツ設計図を一式分貰う事が出来る。
二機目以上のパーツ設計図はランキングバトルの報酬でのみ入手可能であり、そちらでは色違いバージョンのパーツ設計図も入手可能となっている。
派生機体
ジル・ニンジャ
ラボの合計ランクを80まで上げる事で開発可能となる、紺色中心のカラーリングとなったジル・グレイブの派生機体。
左膝には「刃」の文字が刻まれており、名前と併せて和風テイストの強い仕上がりとなっている。
また、ジル・グレイブ系列のLBXの中では唯一、バトルでパーツ設計図を入手しなくても無限に開発可能な機体となっている。
ジル・サムライ
赤中心のヒロイックなカラーリングとなった、ジル・グレイブ系の最上位機体。
裏ランキングバトルで星原ヒカルが使用する機体であり、相当な実力と根気が無ければパーツ設計図を入手する事は出来ない。
基本装備は、フウジンケンをさらに強化したマルチギミックサック「フウジンケン雷式」。
ただし、ヒカルのジル・サムライが装備しているのは「ブラストソードⅡ」という別のマルチギミックサック(DBサイファーの基本装備)であり、装備だけは個別で裏ランキングバトルのメタ沢百郎から入手する必要がある。
また、この機体のデフォルトのスピードアップチップは全て剣タイプの装備に対応したものとなっている為、スピードランクA以上で基本装備を使わせたい場合は、ナックル系装備に対応したスピードアップチップへの付け替えも必要となる。
『装甲娘』において
本名は「イジュウイン アリア」、CVは森なな子。
空と風を愛するやや厨ニ臭い感じのポエマーだが、根は割と常識人。
数少ないウォーズ機体のLBCSであり、現時点ではミゼレムクライシス版には未登場。
※一応、プレイアブルキャラクターとして完成が近いことは公式レター動画にて言及されている。
………しかし、アニメで活躍していたバル・スパロスやバル・ダイバーよりも先にジル・グレイブを出すというのは、何とも謎なチョイスである(同様の事例として、ライフェインがいないのに実装されていたマリーフェインの例がある)。
旧版での必殺ファンクションは、パンドラも使用していた「蒼拳乱撃」。
ミゼレムクライシス版では、赤パンドラが強化版(と思われる)の「真・蒼拳乱撃」として使用しているが、元々旧版で蒼拳乱撃を使用していた白パンドラの必殺ファンクションは、何故か「旋風(ツムジカゼ)」に変更されている(クノイチが使用するものとは少し性能が異なる)。
一応アミ様繋がりではあるので、「だったら"真"を付けた理由は何だ」とか、そういうツッコミはあまりしない方が良いかもしれない。
ミゼレムクライシス版では、ドットブラスライザーに続く二機目のウォーズ機体のACCMとして、2021年2月の連合イベントで実装される事が公式のロードマップにて判明しており、翌月には探索での入手も可能になる事が明かされている。
何気に、究極(アルティメット)ブルド共々初めて実装が決定したアニメ未登場LBXのACCMでもあり、上記の旧版での事も踏まえると、装甲娘の運営の中にジル・グレイブの熱狂的なファンが存在している可能性が考えられる(実際の所、ドットフェイサー系列はドットフェイサーがシナリオに登場、オーヴェイン系列は普通にオーヴェインの実装が決定するという状態である為、他にバル・スパロスやバル・ダイバーよりも本機が優先される理由が見つからない)。