概要
アニメGX2期のストーリーの鍵を握るカードの1つ。
元々はカードのデザイナーであったエド・フェニックスの父親が破滅の光の力をカードにするために極秘に製作したカードであり、エドは彼の父親を殺害してこのカードを奪った犯人を見つけるために犯罪を犯したデュエリストを倒し続けていた。
後にエドの後見人でプロデュエリストのチャンピオンでもあるDDが犯人である事が判明する。
アニメではこのカード単体では相手モンスターを装備カードにして攻撃力を上げるだけでなく装備したモンスターの効果も吸収し、通常魔法D-フォースとのコンボでドローができなくなる代わりにモンスター効果ばかりか自分の場に影響する相手の魔法・罠カードさえも無効にして破壊するという強力なカードだった。
エドはこのカードによりあらゆる対抗策を破られて一度は戦意喪失するのだが、エドの父親がこのカードを奪われた時の事を考えていたのかD-フォースへのメタカードとなるD-HEROダークエンジェルをエドに遺していたためにエドはDDに勝利する。
この時には破滅の光の力は殆ど斎王琢磨に乗り移っておりこのカードは抜け殻となっていたが、それでも倒したデュエリストの魂を吸収する力を持っておりDDは公式戦でこそエドの父親を殺害したことが発覚されるのを避けるためにこのカードを使用することを避けていたが、非公式戦で何人ものデュエリストをこのカードの力で殺害していた。
また、DDが敗北したときには戦いの舞台となっていた船を炎上させた。
その後はエドの手に渡って彼の切り札となり、後にこのカードを融合素材とする融合モンスターDragoonD-ENDが製作される。
攻撃名は「ブラッディ・フィアーズ」、効果名は「クラプティー・ブラッド」である。
カードテキスト
特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻1900/守 600
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドのモンスター3体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力の半分だけアップする。
OCGにおいて
相手モンスターの効果を無効にし、装備カードにしてその攻撃力の半分を自らの攻撃力に加えるというアニメほどではないが強力な効果を持つ。
似たような召喚条件を持つD-HEROドグマガイと異なりリリースするモンスターはD-HEROである必要が無く、三幻神や三邪神と異なりアドバンス召喚ではなく特殊召喚であるためアドバンス召喚のためのリリースには使えないスケープ・ゴートの羊トークンなどをリリースに使う事ができる。
似たような効果を持つカードに永続罠のスキルドレインがあるが、そちらを主体としたデッキが相手だと相手モンスターの効果を無効にする効果はそれほど痛手にならないばかりか相手にとってデメリットとなる効果さえも無効にするためむしろ相手を有利にしてしまい、逆にこのカードの効果が無効にされると厳しい召喚条件の割に攻撃力がたったの1900というどう見ても割に合わないモンスターとなるため相性が悪い。
また、モンスターの効果を無効にできると言ってもスキルドレイン同様の抜け道がある。詳しくはそちらの記事を参照。
攻撃力を上げることができるとはいえ自身を上回る攻撃力を持つモンスターとの戦闘にも弱いため相手の攻撃を無効にしつつ装備しているモンスターを処理して次のターンで吸収効果を使えるようにする強制終了やフォーチュン・スリップとは相性がいい。