鈴谷航改二
こうげきがたけいくうぼすずやこうかいに
概要
2017年4月5日に実装された鈴谷改二のコンバートした姿。艦種が大きく変わり、軽空母(攻撃型高速軽空母)となる。
改装にはLv88と改装設計図1枚を必要とする。
コンバート改装なので資源さえ用意できれば鈴谷改二へと戻すことも可能。
ただし従来のコンバート改装と比べると少し特殊で、軽空母から航空巡洋艦に戻す場合は改装設計図を必要としないが、軽空母へ改装する場合は毎回改装設計図を要求される。
改装設計図は月一で復活するExtra海域クリア報酬である勲章を4つ消費するため、月に一枚用意するのがやっとのレアアイテムである。そのために従来のコンバート艦に比べて、安易なコンバート運用ができなくなったという欠点がある。
※提督の間では「鈴谷改二」から「鈴谷航改二」への改造(同熊野改二←→熊野航改二)も「コンバート改装」と扱われているが2017年4月5日の運営電文には一言も「コンバート」の文字が入っていないため厳密にはコンバート改装とは違うものではないかと一部の提督から意見が出ている。
容姿
基本的には鈴谷改二のそれを踏襲しているが、中破時に見えるブラジャーの色が紫から黒になっている。
艤装については、肩に提げた飛行甲板が航空巡洋艦用のものから軽空母用のものに変更されている他、手持ちの武器が20.3cm連装砲から、大鳳が持っているのと似たようなクロスボウに変更されている。
性能
耐久68、火力56、対空87、装甲74。射程は「中」のまま変わらず。
軽空母としては破格といえる非常に高い火力と装甲、そして軽空母初の射程「中」が目を引くが、最大の特徴は攻撃型軽空母という新カテゴリに属していることである。
通常の軽空母は、敵艦隊に潜水艦が混じっていた場合、そちらを優先して攻撃するのだが、攻撃型軽空母の場合、相手が潜水艦のみの場合は対潜攻撃を行うが、水上艦がいる場合はそちらを優先して攻撃するという特徴を持つ。
これによって、ある程度の制空装備を施してしまうと潜水艦にろくなダメージが通らないにも関わらず攻撃を吸われてしまうという状況を回避できるようになっている。
総じて、砲撃戦に舵を切った性能である反面、搭載数は15/12/12/8と、改二軽空母としては非常に低水準な数値となっており、航空戦での先制打撃力では他軽空母に比べて劣っている。
ただしこの数値は、全スロットが制空権確保時に割合撃墜による被撃墜が0になるため、ボーキサイトを節約したい場合にはメリットとしても機能する。
最大の難点は60/55という正規空母並の燃費の重さであろう。なんと正規空母である雲龍型よりも重い。※
※搭載数に関してだが、初期実装軽空母の搭載数は史実の搭載数よりも増量されており(例:艦これの飛鷹は初期で搭載数58・改で66だが、史実の飛鷹は48機+補機5機)、また燃費も赤城の無改造時と同じで空母全体で見れば全然悪燃費ではない。
性能が搭載数と燃費・運以外ほぼ全てで軽空母1位・2位で射程『中』の鈴谷航改二が、搭載数や燃費まで他の軽空母改二勢と同じだったら『もう全部鈴谷航改二でいいんじゃないかな』となってしまう為、それを防ぐ為の措置だと思われる。
余談
「なんで軽空母になるの?」と疑問に思った提督もいるだろうが、これは「改鈴谷型重巡洋艦」として計画されるも紆余曲折により航空母艦として建造された未完成艦・伊吹が元ネタであるためと思われる。そのため、伊吹実装を願っていた一部の提督たちからは、「伊吹のことを運営が覚えていてくれた!」と歓喜する一方、「まさか、伊吹の実装はこれで無しになるのか!?」という懸念の声も聞こえる。
航改二でも一部のボイスが変わるのだが、その中の攻撃時の台詞の中に
「鈴谷航空隊、ト連送じゃん!キモいのやっちゃえ~、いっけー!」
と他の空母娘の台詞には出てこない「ト連送」という一文が入っている。これは航空攻撃で指揮官機から発せられる、モールス符号「ト」を連続で繰り返す暗号略号で、「全軍突撃セヨ」の命令を示している。つまり艦載機妖精さんが発信した突撃命令を鈴谷が受信したという場面を表している。
また実装直後には「何故艦載機の発艦方式が今までの軽空母に見られた弓や式神ではなく、大鳳と同じクロスボウになったのか?」と訝しむ声も上がったが、フミカネ氏が呟いた大鳳がクロスボウを装備している理由(『訓練期間短くてもとりあえず前に飛ばすだけはできる』)と同じではないかと推測される。
ただ、こうした推測を知った提督からは「てことは単に本人が訓練面倒くさがった結果じゃね?」というツッコミも投げかけられている。……鈴谷の名誉のためには否定するがそうだと言うなら元々クロスボウ装備だった大鳳も面倒臭がったという話になり、鈴谷航改二の後に実装された同様の艤装を装備している熊野航改二も「訓練面倒くさがった」事になるのだが?
想像するのは個人の勝手だがキャラクターを陥れるような言動をさも提督全体の意見かの様にを風潮する行為は明らかな迷惑行為である。