図鑑データ
「名前は出雲ま…じゃなかった、飛鷹です。航空母艦よ。よろしくね、提督!」
概要、発艦開始!
飛鷹型航空母艦の一番艦。モデルは大日本帝国海軍の航空母艦「飛鷹」。
龍驤・隼鷹と同じく、艦載機と飛行甲板を式神と巻物として表現している。→軽空母陰陽チーム
史実の通り防御力・速力には不安があるものの、艦載機搭載量は軽空母トップクラス(改造前から4スロット。総数も他の軽空母の2倍近い)であり、正規空母の入手の難しさもあって非常に重宝する。
それもそのはず、飛鷹型の基準排水量(24000t)は軽空母カテゴリーの中でずば抜けて大きく、鳳翔は別格としても、龍驤や祥鳳の二倍以上、正規空母カテゴリーの蒼龍(16000t)、飛龍(17000t)すら軽々と超え、翔鶴型(26000t)に迫る『巨大軽空母』なのである。
また軽空母ということもあって運用コストも安価なため、正規空母が揃ってからも戦力として十分活躍する。
相方の隼鷹と同じく日本郵船の橿原丸級貨客船「出雲丸」を戦時改修で空母にしたもの(加入時にうっかりそちらの名を言いそうになる)。
もともと橿原丸級は戦時に空母に改造できる構造にすることを条件に建造費用の6割の助成を受け、北米航路を競合するライバル企業を圧倒するために日本郵船が満を持して投入する日本商船隊史上最大の豪華客船となるはずであった。
もしも出雲丸として日の目を見ていたら、太平洋の女王として君臨していただろう。
客船改造のためか速力は「低速」となっているのでそこには注意。
台詞にも表れてる通り、装甲も薄め(それでも軽空母としては標準的な数値であり、蒼龍などと比較して薄いという事であろう)。
というか、船体の体格もあってか耐久は改造前の軽空母の中では最大で重巡に迫るほど。
改造後も改二実装の2人に次ぐ2位タイ。
「つれーわー 装甲うっすいからつれーわー」
どう?性格だって甘くないでしょ?私達、結構やれるんだから!
相方の隼鷹とは異なり、生真面目でちょっとツンツンしたところがある。
童顔だがスタイルは非常にいい。髪型は見てのとおり艶のあるストレートの黒く長い髪を背中に流し、紙縒(こより)のような細い白リボンでその二房を飾っている。紫色でクセの強い長髪の隼鷹とはここも対照的。
服装は隼鷹と似たコンセプトで、ワインレッドのブラウス(襟元に勾玉飾り)の上から白い狩衣風のスーツに、ズボン袴の隼鷹とは違い赤のスカート袴を穿いている。
2014年2月下旬のアップデートで改のグラフィックが新規のものに差し替わり、より凛々しい雰囲気に。
何気に胸もさらに大きくなっていると思われる。
そして中破グラフィックは服の損傷個所が大幅に増え、よりスタイルが強調される形に。特に尻g(ry
担当絵師のくーろくろ氏によると「商船改装空母の特徴はお尻が丸い事です」と言っていた事があり、それが改のイラスト発注時に反映されたものと思われる。
もっともそのせいかこの人はお尻もフラットになってしまったが…
「エレベーターが~」「消火ポンプが~」と具体的な台詞が多いが、これは沈没時のエピソード(エレベーターが故障して上空まで飛び出した、消火ポンプの故障で艦を諦めたなど)にちなむ。
史実ではこの故障がなければ長門が曳航していく手筈となっていた。
ライトノベル『鶴翼の絆』では、洋食好きで鎮守府周辺の洋食屋を全て制覇しており地味に体重を気にしているという意外な一面が明かされている。
2014年9月下旬のアップデートで放置ボイスなどが追加。
放置ボイスでは史実の出雲丸が本来働くはずだったサンフランシスコ航路について「諦めたわけではない」「平和になったら、きっと」と触れている。
出雲丸が客船として働くことなく空母に改造され、激戦に駆り出され戦没したことへの無念なのか、それとも艦これ世界で「深海棲艦との戦いが終わったら」と言う意味なのかは定かではない(仮に後者であれば「『あちらの世界』にもサンフランシスコが存在する」という世界観的に重要な根拠になる)。
2014年12月12日のクリスマスアップデートにて、クリスマスボイスを喋る艦娘の1人に選ばれる。
パーティに合わせてドレスを着ようか、と考える飛鷹の姿が見られる。
このドレス、どうやら彼女が長く取って置いていた物であるようだ。
2013年8月に進水した海自のヘリ搭載護衛艦「いずも」は旧日本海軍の装甲巡洋艦「出雲」の名前を継いだとされている。決して飛鷹の旧名(本名?)である出雲丸から取っているわけではない。
さぁ!ミッドウェーの仇を取るわよ!
これは、飛鷹実装最初期からある、攻撃時のボイスである。
当初はアメリ艦娘は実装されておらず、深海棲艦=連合国艦という説も未だ根強かった頃の名残である。
が、2020年夏に史実のミッドウェー海戦における一・二航戦の仇の片割れが、ついに『艦これ』にも実装されたのである。
もしも演習で相対した時には、この言葉の意味合いも変わってしまう事だろう…。
勿論、同じ艦隊に入れても仲間割れや誤爆(意図的)を起こしたりはしないのでご安心を。